なぜ中国は民主化したくてもできないのか―「皇帝政治」の本質を知れば現代中国の核心がわかる

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なぜ中国は民主化したくてもできないのか―「皇帝政治」の本質を知れば現代中国の核心がわかる

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046022974
  • NDC分類 312.22
  • Cコード C0031

出版社内容情報

習近平の「終身主席」体制は、中国史の必然だった!2018年3月の中国の全人代において、国家主席の任期制限を撤廃する憲法改正が可決された。習近平氏は間違いなく「終身主席」の座を狙っている。中国政治を知り尽くした石氏は、そう断言する。

しかしなぜ、民主化が進んだ世の中で、21世紀に至っても中国という国は市民も含めて「皇帝政治」を求めてしまうのか? その背景には、日本とはあまりにも異なる、中国独特の政治システムが存在していた。

始皇帝から現代までの中国史を一気に通観し、「皇帝政治」と中国とのかかわりを解き明かしたうえで、これからの日本と東アジア諸国に「新しい皇帝政治」が与える凄まじいインパクトを読み解く!!!


〈内容例〉
あえて紫禁城でトランプをもてなした習近平/どこをどう探しても後継者が見当たらない/少なくとも四期、できれば狙いは「終身主席」/党規約に盛り込まれた「習近平」という思想/始皇帝がつくり上げた「皇帝独裁の中央集権制」/「権力と権威の一体化」こそ皇帝の本質である/中央集権制の採用自体が秦王朝を滅亡させた?/皇帝政治の伝統を定着させた前漢王朝の成功/「天不可無日、国不可無君」なる中国の知恵を知れ/「化外の民」を教化することが「真命天子」の証/漢王朝と唐王朝はいかに中華秩序を構築したか/繁栄しながらも異民族に滅ぼされた宋の悲劇/明にも清にもみごとに当てはまる「歴史の法則」/清王朝の国内支配に打撃を与えた西洋列強/日清戦争の敗北、そして中華秩序は完全崩壊へ/蒋介石が「皇帝」になるチャンスを阻んだ共産党勢力/一九四五年、毛沢東は「皇帝」への夢を披露した/なぜ中華人民共和国の建国は天安門でなされたか/もう一度、「民族の偉大なる復興」の真意を読み解く/「新アジア安全観」の狙いは米軍を排除すること/日本はいま、存亡をかけた戦いを迫られている ……ほか

第1章 習近平という「新しい皇帝」の誕生
第2章 「皇帝の本質」は秦の始皇帝に学べ
第3章 前漢王朝が定着させた「国不可無君」
第4章 中華思想に基づく「歴史の法則」とは?
第5章 なぜ蒋介石は「皇帝」になれなかったか
第6章 「皇帝政治」の終焉を狙ったトウ小平改革
第7章 「新皇帝」率いる中国の戦略と日本の覚悟

石平[セキヘイ]
著・文・その他

内容説明

なぜこのタイミングで習近平は「終身主席」を狙ったのか?その背後には「皇帝を求めざるをえない」中国独特の政治システムがあった。壮大な中国史と現代中国を知り抜いたエキスパートが、日本と東アジアに「新しい皇帝政治」が与える強烈なインパクトを読み解く!

目次

第1章 習近平という「新しい皇帝」の誕生
第2章 「皇帝の本質」は秦の始皇帝に学べ
第3章 前漢王朝が定着させた「国不可無君」
第4章 中華思想に基づく「歴史の法則」とは?
第5章 なぜ蒋介石は「皇帝」になれなかったか
第6章 「皇帝政治」の終焉を狙った〓(とう)小平改革
第7章 「新皇帝」率いる中国の戦略と日本の覚悟

著者等紹介

石平[セキヘイ]
1962年中国四川省成都市生まれ。80年北京大学哲学部に入学。84年同大学を卒業後、四川大学講師を経て、88年に来日。95年神戸大学大学院文化学研究科博士課程を修了し、民間研究機関に勤務。2002年『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)の刊行以来、日中・中国問題を中心とした評論活動に入る。07年に日本国籍を取得。14年『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP新書)で第23回山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

83
「皇帝政治」とセットで紹介される「中華思想」。一言で表現すれば「かなりおせっかい」(著者は「独り善がり」と表現)。この本を読むと中国政府が新疆ウイグル自治区・チベット自治区・香港で強権的な行動に出るのかよく理解できる。中国政府の政策は日本にとって決して対岸の火事ではない。現に中国政府は海洋進出の軍事構想として日本に迫る「第一列島線・第二列島線」という概念を持ち続けている。「東夷」の一人にすぎない日本人としてどうすれば良いのか分からないが、ただ各地域で続いている抗争の顛末は見守っていた方が良いと思う。2019/10/19

犬養三千代

6
中国の歴史を紐解きながら「皇帝政治」の期間と混乱期を解説。利害関係の柵封体制。琉球処分から始まる清国の混迷と滅亡。琉球処分以前にもどすのが習近平の野望であり皇帝化の完成形と解く。 わかり易い中国史。2019/11/05

紗窓ともえ

6
チャイナの歴史が、統一王朝と反乱・易姓革命の繰り返しとは言われていますが、皇帝を求める歴史的理由の分析が新しい視点に感じました。終身主席の誕生で歴史の循環に踏み出したとすると、日本は大変に危険な状況に入り出したことに…反日議員なんか選んでいる場合じゃないですね。2018/04/19

Hatann

3
中国で民主化が進まない一因として、中国社会に存在する皇帝を求めるエートス、そのエートスを背景とする中国の歴史の法則を明らかにしようとする。しかし、聡明なリーダーを望む国民意識は中国特有ではないし、トップが短期にコロコロ変わる体制が適切だとは思えない。現在の中国の国内的な課題は、格差の是正であり、腐敗の撲滅である。著者は習近平が民主化推進により毛沢東・鄧小平に匹敵する実績をあげるチャンスがあったというが、現時点で民主化が導入されても、格差が固定化されるか、極端な是正策のもとに社会基盤が崩壊するだけに思える。2018/04/19

MrSeiuchi

2
「中国は独裁でしか治まらない」のではなく「中国人は皇帝による独裁を望んでいる」と懇切丁寧に説明し、習近平の皇帝化もまた中国人の願望によるものとする。 著者の諦観が悲しい。2018/08/06

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