大人の教養として知りたいすごすぎる日本のアニメ

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大人の教養として知りたいすごすぎる日本のアニメ

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046021465
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0030

出版社内容情報

このポイントを押さえるだけで、どんなアニメも10倍面白くなる!・そもそもアニメと実写の違いは?
・アニメの「構造」はどうなっている?
・戦争、青年の喪失……あの作品は何を描いたのか?


日本のアニメは、未曾有のゴールドラッシュ。アニメのすべてを知り尽くした著者は、そう断言します。

世界中の人たちが日本のアニメを夢中で観ているいま、映画のようにアニメを語れることは、必須の「大人の教養」なのです。

すごすぎる名作たちの構造や、知られざる思想をひもときながら、読後には誰もが「アニメ通」になっている、驚きの一冊です。


【目次】
第1章 すべての映画はこれからアニメになる――『シン・ゴジラ』という庵野秀明の革命
第2章 世界標準の「ルック」とはどういうものか――『君の名は。』のもつ宇宙サイズの構造
第3章 誰も語らなかったジブリ作品の「変遷」――原作版『風の谷のナウシカ』から読み解く
第4章 緻密な演出が「優れた」SFドラマを生む――『機動戦士ガンダム』と富野由悠季の思想
第5章 そしてアニメは新次元に到達した――『この世界の片隅に』のすごすぎるリアリティ

【内容例】
庵野秀明という作家の特徴は「爆発」にあり/「ニッポン対ゴジラ」のコピーが意味したもの/「強いゴジラ」を描くために自衛隊の強さも描く/福島原発事故のメタファーとしての『シン・ゴジラ』/『君の名は。』は二十一世紀の『ローマの休日』/ついにアニメは「写真よりイラストが上」という領域へ/「ロードラマ」と「ハイドラマ」の違いとは何か/宮崎駿の思想をちゃんと理解している人は少ない/「文明の限界の先」を表現した『風の谷のナウシカ/『もののけ姫』は事実上、『ナウシカ』の続編/最高傑作『風立ちぬ』のあと、宮崎駿は何を描くのか/宮崎駿に優るとも劣らない富野由悠季の演出/「毎週新しい敵ロボットを出さない」という衝撃/シャアの「若さゆえの過ち」とは何だったのか/『ガンダム』を優れたSF作品にした「ニュータイプ」/すずの内面を表現した、のんの圧倒的な演技力/右手という魔法を失って、すずは日常を取り戻した……ほか

第1章 すべての映画はこれからアニメになる――『シン・ゴジラ』という庵野秀明の革命
第2章 世界標準の「ルック」とはどういうものか――『君の名は。』のもつ宇宙サイズの構造
第3章 誰も語らなかったジブリ作品の「変遷」――原作版『風の谷のナウシカ』から読み解く
第4章 緻密な演出が「優れた」SFドラマを生む――『機動戦士ガンダム』と富野由悠季の思想
第5章 そしてアニメは新次元に到達した――『この世界の片隅に』のすごすぎるリアリティ

岡田 斗司夫[オカダ トシオ]
著・文・その他

内容説明

日本のアニメは、未曾有のゴールドラッシュ。アニメのすべてを知り尽くした著者は、そう断言します。世界中の人たちが日本のアニメを夢中で観ているいま、映画のようにアニメを語れることは、必須の「大人の教養」。すごすぎる名作たちの構造や、知られざる思想を繙ぎながら、読後には誰もが「アニメ通」になっている、驚きの一冊です。

目次

第1章 すべての映画はこれからアニメになる―『シン・ゴジラ』という庵野秀明の革命(アニメといいつつ、いきなり特撮映画だが…;庵野秀明という作家の特徴は「爆発」にあり ほか)
第2章 世界標準の「ルック」とはどういうものか―『君の名は。』のもつ宇宙サイズの構造(『君の名は。』は二十一世紀の『ローマの休日』;倉本聰の心を動かしたあまりにも美しい風景 ほか)
第3章 誰も語らなかったジブリ作品の「変遷」―原作版『風の谷のナウシカ』から読み解く(宮崎駿の思想をちゃんと理解している人は少ない;興行的には失敗した『太陽の王子 ホルスの大冒険』 ほか)
第4章 緻密な演出が「優れた」SFドラマを生む―『機動戦士ガンダム』と富野由悠季の思想(宮崎駿に優るとも劣らない富野由悠季の演出;「毎週新しい敵ロボットを出さない」という衝撃 ほか)
第5章 そしてアニメは新次元に到達した―『この世界の片隅に』のすごすぎるリアリティ(観終わったあとに「呆然」とさせられる大傑作;すずを「実在」させるための三つの取り組み ほか)

著者等紹介

岡田斗司夫[オカダトシオ]
1958年大阪府生まれ。社会評論家。1984年にアニメ制作会社ガイナックスの創業社長を務めたあと、東京大学非常勤講師に就任、作家・評論家活動を始める。立教大学や米マサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

115
おもしろかったー。ガイナックスの創業者の一人、岡田斗司夫氏がニコニコ動画などで語っていたアニメ論を一冊にまとめた本。紹介されているのは『シン・ゴジラ』および庵野秀明監督作品、『君の名は。』および新海誠監督作品、『風の谷のナウシカ』および宮崎駿監督作品、『機動戦士ガンダム』および富野由悠季監督作品、『この世界の片隅に』。自らがアニメ制作の現場に深く関わっていただけあって深堀り具合がものすごいし理路整然で楽しい。私はガンダムシリーズだけ見たことがなかったけど、読んでいるといっぺんくらい見てみようかなと思える。2021/04/30

ひめありす@灯れ松明の火

51
日本のアニメとなっていますが、冒頭は「シン・ゴジラ」です。しかも、その「シン・ゴジラ」論が結構長く続く。私まだ見たことないんですけど!ネタバレ壮絶ですが!まあ読みましたけどね。あまりアニメに詳しくなくて出てきた作品も「君の名は。」とジブリをちょっと見た位なのでふんふん、という感じで読みました。裏話が沢山で面白いけどもっと詳しい人が読んだら更に面白いだろう、ちょっと申し訳なかったです。ジブリの歴史は宮崎駿監督の失敗の歴史でもあるみたい。監督ご自身が何よりジブリの作品なんですね。次は何を見せてくれるのかしら。2018/03/11

b☆h

47
タイトルから想像したのとは違い、個人的見解を書いたものだった。冒頭の〝罪悪感ゆえに感動する〟という著者の解釈はいまいちピンと来ず、最初がゴジラだったこともあって流し読みしてしまったが、実際観たことのある作品はなかなか面白く読めた。映画タイトルは数多く出てくるが、大まかには①庵野監督/ゴジラシリーズ②君の名は。③風の谷のナウシカ/ジブリ④ガンダム⑤この世界の片隅にの五つに大別されている。教養、という意味では首を傾げてしまうが、作り手側の違いの解説も所々出てきたから、次観る時は新しい見方が出来るかも知れない。2022/09/21

Koichiro Minematsu

38
アニメは大人の教養2023/04/29

akihiko810/アカウント移行中

36
オタキングが日本の名作アニメについて解説。取り上げる作品は「シン・ゴジラ」「君の名は。」「ナウシカ」「ガンダム」「この世界の片隅に」。印象度A  やっぱり岡田斗司夫は、アニメを語らせたらかなり面白いのだな。作品の内容と観方だけでなく、時代背景や監督の人となりなども解説する。 この本で取り上げられた作品は、もちろん全部見ているが、漫画版ナウシカはまだ未読なので、そちらもいずれ読んでみたい。「もののけ姫」が「ナウシカ」の事実上のリメイク(漫画版ナウシカ連載終了と同時に、「もののけ」制作開始)はなるほど2023/11/28

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