出版社内容情報
あの日出会った屋上で、ワンダースワンを持った女の子と恋に落ちた――。今なお大人を捉えて離さないレトロゲーム。もしもそのゲームが、少年時代の恋を成就させる架け橋だったなら? こんな青春をしてみたかったと思わせる珠玉の恋物語。
鯨武 長之介[クジラダケ チョウノスケ]
198X年生まれ。レトロゲーム愛好家で知られ、ツイッターでは「ゲーム探偵198X」として活動する。小説調のエッセイは本企画が初挑戦で、デビュー作となる。カクヨムに投稿された「モノクローム・サイダー」で人気を博し、二作目の「パステル・プロムナード」もカクヨム「エッセイ・実話・実用作品コンテスト」読者投票4位を記録した。
内容説明
「恐怖の大王が降ってくる」はずの1999年初夏。平凡なゲームオタクの高校生である僕は、いつも通り教室でネオジオポケットカラーの“サムスピ”や“KOF”のプレイにふけっていたが、「たまには屋上にでも行こうか」とふと思う。そこで出会ったのはワンダースワンを携えた“シルヴィアーナ”似の女子生徒。実は彼女は“GUNPEY”のマスターだった。カクヨム「エッセイ・実話・実用作品コンテスト」受賞作。
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