中経の文庫<br> 坂野惇子―子ども服にこめた「愛」と「希望」

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中経の文庫
坂野惇子―子ども服にこめた「愛」と「希望」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784046017482
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0130

出版社内容情報

新時代を生きる子ども達への母の深い愛情と美しい港街が織りなすストーリー神戸の裕福な家庭に生まれ育った坂野惇子。しかし、戦争が彼女から幸せな暮らしを奪った。それでも彼女は希望を捨てず、新しい時代を築く子ども達を豊かに育む上質な子ども服をつくる夢に向かって邁進するのだった。

『歴史読本』編集部[レキシドクホンヘンシュウブ]

青山 誠[アオヤマ マコト]
大阪芸術大学卒業。ウェブサイト「BizAiA!」で『カフェから見るアジア』を連載中。著書に『バンコク恋愛事情 愛タイ!』(双葉社)、『江戸三〇〇藩 城下町をゆく』(双葉新書)、『世界「最強軍人」列伝』(宝島SUGOI文庫)などがある。『広岡浅子』(新人物文庫)、『大橋鎭子と花森安治』(中経の文庫)の執筆を担当。

内容説明

神戸の裕福な家庭に生まれ育った坂野惇子。しかし、戦争が彼女から幸せな暮らしを奪った。それでも彼女は希望を捨てず、新しい時代を築く子どもたちを豊かに育む。上質な子ども服をつくる夢に向かって邁進するのだった―。神戸発祥の子ども服ブランド「ファミリア」創業者の凛とした生涯に迫る。

目次

第1章 神戸の裕福なお嬢さま(お洒落にうるさい神戸っ子は、ミニスカよりも「ファミカバン」を選ぶ;富豪の父は過保護で極端な心配性 ほか)
第2章 困難な時代の中で(阪神間のブームタウンに新居をかまえる;犬を連れて散歩する坂野夫婦の姿に見惚れて… ほか)
第3章 働き始めた奥さまたち(「働くことは、良いことだ」と、父の言葉に“戦後”を実感;「お金をください」のひと言が、どうしても言えない… ほか)
第4章 ファミリアの子ども服(モトヤ靴店からの独立、ファミリアの創業;天下の阪急百貨店を相手に「非常識」を押し通す ほか)
第5章 次世代に託した夢と希望(最後の大仕事、銀座に世界最大級の子ども用品店をつくる;戦後最高の好景気が、現役引退のチャンス!? ほか)

著者等紹介

青山誠[アオヤママコト]
大阪芸術大学卒業。ウェブサイト「BizAiA!」で『カフェから見るアジア』を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

igaiga

17
本を書いている人の文章がなんというか想像力ありありでこまった。「こんなふうにしたのだろうか?」とか。そういうのが多くて興ざめです。ドラマよりも波乱もなく、そういう意味ではよくこの題材で朝ドラになったなーというくらい波乱のない羨ましい人生に思います。2017/11/23

はくもくれん

6
朝ドラ「べっぴんさん」のモデル。地元なので興味深く読みました。上品なファミリアは今でも好きです❤️2016/10/15

nagi☆

3
テレビドラマで興味を持ち・・・。でも、いい意味でドラマとはかなり違い、好印象(関係者の方からドラマにクレームが来ないかと心配になるくらい)。お嬢様であるが故の芯の強さやおっとりさ、怖いもの知らず、そして品格などが現在のファミリアを作り上げたのだろう。だが、この時代に奥様方のやりたいことを好きなようにやらせたご主人やご家族の、精神的にも経済的にも余裕があってこその成功とも言える。超庶民の私にとってファミリアは、特別な時に着る服という印象に変わりはない。2017/02/27

りんふぁ

3
祖父と同じ年の生まれで驚いた。戦後、物のない中で、それでもいいものを使ったいいもので勝負したのは凄いと思ったけど、敦子さんの生まれ育った価値観では当たり前のことだったのかな。ファミリアのお店を見に行きたくなった。そして改めて、本とは関係ないけど祖父は生きる歴史に感じたw2016/11/28

Aya Ohara

3
制約ある環境でも、普遍的なオシャレと使いやすいさを妥協せずに求め続ける姿勢。憧れるブランドですね。2016/10/29

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