金田一秀穂の心地よい日本語

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金田一秀穂の心地よい日本語

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046016263
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

正しい日本語ってなんだろう?

祖父・京助、父・春彦と連綿と続く日本語研究の大家・金田一秀穂。日常生活でよく耳にする言葉に「へえ」と感心したり、腹を立てたり。やさしい文章を読むうちに、生き物として日本語が感じられます。

【著者紹介】
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内容説明

祖父・京助、父・春彦と続く国語研究の大家が、やさしく解きほぐす日本語の現在。

目次

第1章 新しい言葉・用法を分析する(やばいっす;ドヤ顔 ほか)
第2章 懐かしい言葉・言い回しに思いをはせる(おしたじ;上等 ほか)
第3章 熟語についてあらためて考える(寛容;億劫 ほか)
第4章 会話の言葉に耳を傾ける(頭が上がらない;先取りのお礼 ほか)

著者等紹介

金田一秀穂[キンダイチヒデホ]
1953年、国語学者金田一春彦の次男として東京で生まれる。祖父は京助。東京外国語大学大学院修了。中国大連外語学院、米イェール大学・コロンビア大学などで教鞭を執る。現在は杏林大学外国語学部教授。専門は国語学、日本語教育など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

85
2004年から2011年まで、『毎日が発見』という雑誌に連載されたものをまとめた本。国語学者の著者が豊富な知識と国語学者ならではの観察力で日本語について描いている。第一章「新しい言葉・用法を分析する」第二章「懐かしい言葉・言い回しに思いをはせる」第三章「熟語について」第四章「会話の言葉に耳を傾ける」普段当たり前に使われている言葉から、あまり聞かれなくなった言葉などどれも面白く読めるエッセイだった。先生がNHKで失敗。「嗅覚」を「臭覚」と間違えたそうだ。「贅沢」と「上等」の違いにもスッキリ。読んでよかった。2017/12/26

あじ

49
「運転を見合わせる」って変じゃない?「歯磨き粉」って“粉”を使用していたのはいつの時代だ?あっちでもこっちでもボロを出す【日本語】。言葉の採集家三代目金田一秀穂が、じっちゃんの名にかけて寛容に言葉の変化を捉えるエッセイなり。今更ながら『本田△』という流行語を知った私だが「っす、ってか」感覚にざわざわしつつも、独特な言葉のセンスを発揮する日本人が誇らしいのである。面白かった。2018/07/10

おさむ

32
言語学者のかるいエッセイ。若者言葉をあれやこれやと吟味論評したり、返す刀で大人でも使い方を間違っている慣用句の例を紹介したり。目線が低いので、楽しめました。でも、言葉って本当に世につれ人につれですね。2018/12/20

しゅてふぁん

24
タイトル通りに『心地よい』文章。読みやすくて分かりやすい、その上おもしろい。そして、挿絵が著者にそっくりで可愛い(*´ω`*)載っている言葉は少ないのに、普段何気なく使っている言葉の意味が違ってたり、何となく使い分けしている、似た言葉の違いがわかったりして、自分は正しい日本語を使えてないんだなぁ、と思い知らされた。著者の『コトバ』に対する愛を感じた一冊。日本語って、難しい。でも、おもしろいな。2016/08/15

小紫

11
日本語の変化や、それに伴って現れてきた新語についての紹介や考察が楽しい一冊でした。言語学者はこういう視点から言葉というのを見てるのね〜、と面白い見方を教えてもらった気がします。文章から浮かび上がってくる著者の素顔というか、人柄がにじみ出ているようでクスッと笑ってしまったり。挿絵も見ていてとても和めます。「△(・・さんかっけー)」「女子」「へなちょこ」「お持ち帰り」には思わずニヤリ。ふと、「春風駘蕩」なんて四字熟語を思い出してしまいました(笑)。《図書館》2016/05/17

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