出版社内容情報
崩壊の危機に直面する「瑞穂の国」安全性も経済発展も嘘で塗り固められたTPP、アメリカの要求に応え続ける「底なし沼」、農家所得倍増計画の欺瞞、待つのは地域創生ではなく地域壊滅――わたしたちの未来はどうなってしまうのか
鈴木 宣弘[スズキ ノブヒロ]
1958年三重県生まれ。1982年東京大学農学部卒業。農林水産省、九州大学教授を経て、2006年より東京大学教授。専門は農業経済学。日韓、日チリ、日モンゴル、日中韓、日コロンビアFTA産官学共同研究会委員、食料・農業・農村政策審議会委員、財務省関税・外国為替等審議会委員、経済産業省産業構造審議会委員を歴任。国際学会誌『Agribusiness』編集委員長。『食の戦争』(文藝春秋)『岩盤規制の大義』(農山漁村文化協会)ほか著書多数。
内容説明
今ならまだ間に合う!「安全保障の要は食料」という認識の欠如が農業問題の根本。活路は競争ではなく中庸にある。増大する遺伝子組み換え・成長促進剤・食品添加物、伸び悩むGDP、滅び行く地方都市・自然・国富…
目次
第1章 TPPの真実―隠された11の嘘(第1の嘘―「TPPアトランタ合意は歴史的快挙」;第2の嘘―「国民に十分説明している」 ほか)
第2章 食料生産への真の影響が知りたい(品目別再試算の問題点;コメはどうなるか ほか)
第3章 苦悩する食料生産現場(進行する現場の疲弊;「TPPで日本農業を輸出産業に」の欺瞞 ほか)
第4章 高まる健康リスク(牛肉の成長ホルモンの問題;成長促進剤ラクトパミン ほか)
第5章 「3だけ主義」から「三方よし」へ―消費者の選択(国家安全保障の要は食料にある;TPP、規制改革の根っこは一つ ほか)
著者等紹介
鈴木宣弘[スズキノブヒロ]
1958年三重県生まれ。1982年東京大学農学部卒業。農林水産省、九州大学教授を経て、2006年より東京大学教授。専門は農業経済学。日韓、日チリ、日モンゴル、日中韓、日コロンビアFTA産官学共同研究会委員、食料・農業・農村政策審議会委員(会長代理、企画部会長、畜産部会長、農業共済部会長)、財務省関税・外国為替等審議会委員、経済産業省産業構造審議会委員を歴任。国際学会誌Agribusiness編集委員長。JC総研所長も兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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