ビジネスを「先読み」する人の日本経済史の読み方

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ビジネスを「先読み」する人の日本経済史の読み方

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046013118
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C2033

出版社内容情報

経済の未来は「歴史」でわかる。経済を「見通す力」が身につく本

戦後70年の流れから読み解く「今」と「これから」
「この本を読んでいただく目的は二つあります。一つは、戦後の日本経済の歩みを振り返り、何が起き、どういう対策を採ってきたかを理解するとともに、それを今後の予測に役立てようということです。もう一つは、「経済のしくみ」を理解していただくことです。その両方を行うことで、みなさんの「経済を読み解く力」は格段に上がります」――著者「はじめに」より。
戦後から日本経済は様々な局面を迎えてきました。そしてグローバル経済の今。これからの経済の動きは「過去の歴史」を学ぶことで見えてきます。
戦後のハイパーインフレ、高度成長、オイルショック、80年代バブル、ITバブル、リーマンショック、金融危機、デフレ、アベノミクス・・・。ここで何が起きたのか?なぜ起きたのか? 「GDP」「株価」「貿易収支」「給与所得」「為替」などの経済指標を切り口に著者が独自に分析し、かつわかりやすく解説しています。日本経済の歴史を学ぶと同時に経済の未来を「読み解く力」が身につく1冊。

第1章 なぜ借金大国日本は破綻しないのか――終戦直後
第2章 日本が経済大国になれた理由――高度経済成長期
第3章 バブルは見分けられるのか――1980年代バブル
第4章 金融の異次元緩和は救世主となるか――世界同時不況とアベノミクス
第5章 これからの日本で起きること――日本の未来

内容説明

この本を読んでいただく目的は二つあります。一つは、戦後の日本経済の歩みを振り返り、何が起き、どういう対策を採ってきたかを理解するとともに、それを今後の予測に役立てようということです。もう一つは、「経済のしくみ」を理解していただくことです。その両方を行うことで、みなさんの「経済を読み解く力」は格段に上がります。

目次

第1章 なぜ借金大国日本は破綻しないのか―終戦直後(国の借金1000兆円は世界最悪の水準;戦後ハイパーインフレが起きたのはなぜか ほか)
第2章 日本が経済大国になれた理由―高度経済成長期(東京オリンピックは経済成長のシンボルだった;国の経済は三つの段階を経て発展していく ほか)
第3章 バブル崩壊はなぜ止められなかったのか―1980年代バブル(バブルはなぜ発生し、崩壊するのか;「余ったお金」が土地と株に流れ込む ほか)
第4章 金融の異次元緩和は救世主となるか―世界同時不況とアベノミクス(異次元緩和の先に何が起こるのか;金融危機とITバブル崩壊のダブルパンチ ほか)
第5章 これからの日本で起きること―日本の未来(収入の二極化;若年層の所得が上がらない ほか)

著者等紹介

小宮一慶[コミヤカズヨシ]
経営コンサルタント。株式会社小宮コンサルタンツ代表取締役。十数社の非常勤取締役や監査役、顧問も務める。1957年、大阪府堺市生まれ。81年京都大学法学部卒業。東京銀行に入行。84年から2年間、米国ダートマス大学タック経営大学院に留学。MBA取得。帰国後、同行で経営戦略情報システムやM&Aに携わったのち、岡本アソシエイツ取締役に転じ、国際コンサルティングにあたる。この間、93年にはUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)選挙監視員として、総選挙を監視。95年に小宮コンサルタンツを設立し、現在に至る。2014年名古屋大学客員教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

29
ゴシ太本。国の借金の利払いが今後も増えていく可能性が高い。2014年度予算は税収で賄えているのはたったの56.6%。残りは国債依存(046頁~)。現代日本でハイパーインフレが起きると、デフォルトせざるを得ない。IMFや世銀は日本経済を支え切れないという(054頁)。この認識が日本人にはあるのか。日本経済は貿易で稼ぐ構造から海外からの配当で稼ぐ構造に変わってきた(200頁)。ビジネスパーソンは思考力。知恵を出さなければならない。2016/03/21

DAdadaDAI

11
(途中下車)社会保障全体の世代間損得勘定のグラフが不安を煽る。年金はデータによれば、1985年生まれより、若い世代に至っては2000万円以上の支払い損になるらしい。賃金の上昇率が勤続年数に比例して大きく伸びる構造はネガティブに変化している。横ばいの可能性もある。将来のための貯蓄をも煽られる。まだリサーチ途中ではあるが、危機感は、より持つべきご時世なようだ。2016/02/16

復活!! あくびちゃん!

3
良書。これからの日本経済を見通すために、過去の日本経済史を説明しているのだが、これが分かり易くてとても良い。これまでどのような経済的歴史があり、どのような対策をしてきたかを知るには、良い本だと思います。久々のオススメです。2016/01/13

☆ツイテル☆

2
フライヤー2022/01/12

こうじ

2
戦後の日本経済の歩みをおさらいして、日本の今と未来を考える、というような本。良い本だと思いました。ボクは、どうも経済学的な話は苦手なのですが、分かりやすく、納得感があるかたちで書かれていて、ある意味、ますます日本の未来への見通しが暗くなりました。ただ、悲観一方の内容ではなく、極めて冷静、或いは客観的な議論がされている本だと思います。 2018/03/20

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