中経の文庫<br> ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行

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中経の文庫
ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784046013002
  • NDC分類 292.09
  • Cコード C0126

出版社内容情報

ユーラシア大陸最南端の駅から最北端の駅までを鉄道で旅する!シンガポールからロシア領ムルマンスクまで、ユーラシアを鉄道で縦断。ミャンマーでは乱気流に呑まれた飛行機のように激しく揺れる列車に悩まされ、極寒のモンゴル草原では寒風吹きすさぶローカル駅に佇む物売りおばさんの売りあげに思いを馳せる――。かつて、中国からロシアへ茶葉を運んだ交易路「最後のシルクロード」を辿りつつ、ユーラシアの果てを繋いだバックパッカーの鉄道紀行。

第1章 最南端駅からアジアの風に吹かれて北上千九百二十キロ ――シンガポールからバンコクへ
第2章 ようやく開いた土煙の国境道三百四十キロ ――バンコクからダウェイへ
第3章 激しい揺れとダニにやられるミャンマー列車千六百八十キロ ――ダウェイからムセへ
第4章 茶葉を追いつつ中国縦断五千百八キロ ――瑞麗から北京へ
第5章 マイナス二十度の草原を北上、千七百三十五キロ ――北京からスフバートルへ
第6章 寝ても覚めてもタイガのシベリア。最北端駅へ七千九百五十三キロ ――キャフタからムルマンスクへ
附 章 万里茶路を行く

下川 裕治[シモカワ ユウジ]
1954年長野県生まれ。新聞社勤務を経て『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)にてデビュー。アジアを中心とした海外紀行の著書多数。

中田 浩資[ナカタ ヒロシ]
1975年徳島県生まれ。大学休学中の99年に渡中。99年までの北京滞在中、通信社にて報道写真に携わる。帰国後、会社員を経て2004年よりフリーに。共著書に『鈍行列車のアジア旅』(双葉社)など。

内容説明

62歳のバックパッカー、ユーラシアを駆ける。シンガポールからロシア領ムルマンスクまで、ユーラシアを鉄道で縦断。ミャンマーでは乱気流に呑まれた飛行機のように揺れる列車に悩まされ、極寒のモンゴル草原ではローカル駅に佇む物売りおばさんの売りあげに思いを馳せる―。かつて中国からロシアへ茶葉を運んだ交易路「最後のシルクロード」を辿りつつ、ユーラシアの果てを繋いだバックパッカーの鉄道紀行。

目次

第1章 最南端駅からアジアの風に吹かれて北上千九百二十キロ―シンガポールからバンコクへ
第2章 ようやく開いた土煙の国境道三百四十キロ―バンコクからダウェイへ
第3章 激しい揺れとダニにやられるミャンマー列車千六百八十キロ―ダウェイからムセへ
第4章 茶葉を追いつつ中国縦断五千百八キロ―瑞麗から北京へ
第5章 マイナス二十度の草原を北上、千七百三十五キロ―北京からスフバートルへ
第6章 寝ても覚めてもタイガのシベリア。最北端駅へ七千九百五十三キロ―キャフタからムルマンスクへ
附章 万里茶路を行く

著者等紹介

下川裕治[シモカワユウジ]
1954年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。新聞社勤務を経てフリーに。アジアを中心に海外を歩き、『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビュー。アジアと沖縄を中心に扱った著書多数

中田浩資[ナカタヒロシ]
1975年、徳島市生まれ。大学休学中の1997年に渡中。1999年までの北京滞在中、通信社にて報道写真に携わる。帰国後、会社員生活を経て2004年よりフリー。旅写真を中心に雑誌、書籍等で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

78
ユーラシア大陸南端から北端への鉄道旅。下川さんの旅行記はデヴュー作『12万円で世界を歩く』以来何冊か読んでいるが、ユーラシア大陸東西の鉄道旅は未読。当初より辺境の旅と共に貧乏旅行を主題としているので、若さが残る年齢の頃はともかく、62歳という年齢では侘しさ、うらぶれ感が出てしまうのは避けられない。まあ、それはともかく良く頑張っておられる。縦断する通過国はシンガポール、マレーシア、タイ、ミャンマー、中国、モンゴル、ロシア。終着駅はムルマンスク。ミャンマーや中国雲南省・貴州省あたりは列車の様子など丁寧だが⇒2023/12/13

ryuetto

15
ユーラシア大陸を最南端駅から最北端駅まで列車で旅した記録。正確には、列車で通過できない箇所もあるし、寄り道もあるけど、その分だけ読み応えがあって、面白かったです。 道というのは、流通のためにあるんだなあ。と改めて思う。中国からモンゴル経由でロシアに続く流通ルートがあったのは、初めて知ったし、お茶に関する蘊蓄を色々語ってもらったのは勉強になりました。 あと、ミャンマーのジャンピングトレインの話が印象に残りました。列車が飛び跳ねるほどガタガタの老朽車が現役で走っているなんて、さすがに衝撃でした。2016/12/03

ジュースの素

12
文庫書下ろし。下川さんの本はほぼ読んでいるが、これは珍しくもユーラシアの鉄道を縦に乗り尽す紀行。アジア南端のシンガポールからロシア領のムルマンスクまで。当然幾つかの国を経由するが、国によってこうも鉄道事情、そして管理事情が違っているのかと可笑しくなったりヤレヤレと思ったり。茶の専門家である須賀努氏が同行。奇しくも この行程はかつて茶を始め物流の道、つまりシルクロードの一つであったそうで呼和浩特から北へはラクダでの交易が盛んだった。中国➡モンゴルへは私も鉄道利用をしたので状況がよく理解出来た。2016/06/29

piro

11
下川さんの紀行本は単に旅の様子だけでなく、その地域のあまり知られていない歴史的背景等が語られているので興味深いです。今回はミャンマーとモンゴルー中ソ関係の話が印象に残りました。ミャンマーの車で「カードが挿入されていません」と日本語音声が流れる件、私も経験したのでちょっと懐かしく感じました。距離の割にシベリアに関するページが少ないのは、それだけ何も無かったと言うことでしょうね。須賀さんの中ロ間の茶葉交易の話も為になりました。タイトルはイマイチかな。下川さんの場合もっとディープな旅がいっぱいありますし…。2016/11/13

midnightbluesky

11
なんでこんなタイトルにしてしまったんだろう。素晴らしい内容なのにタイトルセンスでマイナスになってしまっている。下川さんの著書は最近「え~っっ?」って思うようなタイトルばっかりだからなんとか改善してください。(願)2016/08/16

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