東大現代文でロジカルシンキングを鍛える

柳生 好之【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2015/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 232p／高さ 19cm
• 商品コード 9784046012906
• NDC分類 141.5
• Cコード C2034

出版社内容情報

東大の現代文で問われている質問は「どういうことか」「なぜか」だけ。これに答えることが「ロジカルに考える」ということ。論理的に現代文の答えを導く著者が、あなたの「ロジカルシンキング」を鍛え上げます！

内容説明

ビジネスに役立つ説明力、会話力、思考力は、東大入試で磨ける！！名文ばかりの東大現代文に向き合えば、論理的思考力は身につく。文章の「中身」ではなく、「フレーム」を軸とした名講義が開幕。

目次

１　東大現代文から「ロジカルシンキング」を学ぼう
２　「どういうことか」に必要なロジカルシンキング（フレームワーク１「否定（でない）」
フレームワーク２「条件法（ならば）」
フレームワーク３「連言（かつ）」
フレームワーク４「選言（または）」）
３　「なぜか」に必要なロジカルシンキング（飛躍を埋める「論証」の基本；実践！四つの「論証」フレームワーク；とりとめのない日常を論理でとらえる技術）
４　ここまでの総復習

著者等紹介

柳生好之［ヤギュウヨシユキ］
株式会社言楽舎代表取締役。早稲田大学第一文学部総合人文学科日本文学専修卒業。東進ハイスクールをはじめとした全国の有名予備校で大学受験現代文を教える。今まで所属した予備校すべてで「東大対策現代文講座」を担当し、東大合格者を多数輩出する。従来の大規模予備校では国語教育を変えることは困難であると判断し、独立する。現在は「論理学」に基づいた新しい国語教育を開発・普及するために言楽舎代表取締役として予備校・執筆・映像講義・講演会などで活躍中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[にこにこ]

う～ん。日本語に合ってない気がする。英語の文型のように、プログラム言語のように「型」を示しているんだけど、母国語なだけに「こんなのイチイチ考えてられねーよ、ケッ」って思われそう。『東大現代文』でなくて『企画提案書』の事例の方がスッキリしそう。

2015/10/05

[K]

これは難しい！2割も理解してないだろうけど論理的に解釈や表現をするとなると相当に頭使わんといかんのやな…。ちょいちょい身近に使えるTipsがあってありがたい。

2018/03/27

[Yuji Terazawa]

【　2016年読書日記・その25　】 どう考えても受験参考書だが、ビジネス書の扱い。大学受験生で本書を手に取る人はあまりいないだろうが、現代文で悩む人は本書で勉強してみる価値はある。 受験業界では「評論は論理的に読解せよ」と言う。では、どうやって？　今まで、その問いにまともに答えた人はほぼ皆無だったのではないか（ちなみに、226頁の冒頭3行は、いわゆる「論理的読解法」なるものを世に広めた某現代文講師への痛烈な当てこすりと見た）。対して本書はその疑問に、真正面から答えている。

2016/08/13

[ShiTan]

東大現代文の解説で自分が今まで見てきた中で一番説得的で納得がいくものであった。 社会人の自己啓発だけでなく、受験参考書としても非常に良書だと思う。 是非著者には本格的な東大現代文の参考書を出してほしい。

2020/04/25