出版社内容情報
かつての貴族や高位の武士、国家に勲功があった者などからなる華族。その歴史・暮らし・異色の人物・事件・基礎知識などを網羅、旧華族3家の現当主のインタビューと華族全1011家の総覧も掲載した決定版です。
内容説明
明治二年(一八六九)六月十七日の行政官達第五四三号「公卿諸侯之称廃せられ、改て華族と称す可し」。かつての公卿と諸侯(大名)は統一され、「華族」が創設された。このとき華族となった家は四二七家。その後、臣籍降下した皇族子弟や軍人、官僚、実業家などへの叙爵が行われ、その数は倍以上に増えたが、昭和二十年(一九四五)の敗戦によって華族制度は終焉をむかえる。およそ八十年の時の流れのなかで、鮮やかな足跡を日本の近代史に刻んだ「華族」の実像とは?
目次
第1部 旧華族に聞く(大久保利泰さんに聞く―旧大久保侯爵家;近衞忠大さんに聞く―旧近衞公爵家)
第2部 華族を知るための基礎知識(華族が歩んだ80年史―近代日本の貴族の歩み;Q&A華族をめぐる20の疑問―イチから知りたい! ほか)
第3部 新・華族事件録(一万石虚偽報告事件;華族嘆願顛末記 ほか)
第4部 異色の華族人物伝(西園寺公望;有馬頼寧 ほか)
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- 疎外論と唯物史観