早稲田の日本史で、「日本の論点」がわかる

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早稲田の日本史で、「日本の論点」がわかる

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  • サイズ B40判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784046010308
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C2021

出版社内容情報

早稲田の入試問題を素材にして、現代日本が抱える問題の原点を読み解く!

よく読むと現代社会を知る上で必要不可欠な知識が多く含まれる早稲田大学の日本史入試問題。現在の日本が抱える問題の原点を、大学入試問題を素材にして読み解いていく――。まったく新しい試みの一冊です。

内容説明

「在野精神」「反骨の精神」を掲げた大学が問題文に込めた思いとは何か―私大最高峰の一角、早稲田の入試問題から現代日本の抱える問題点が見えてくる!

目次

1 日本人なら知っておきたい政治と歴史(憲法第9条―押しつけ憲法にすぎないのか、それとも守るべき至宝なのか;日本の軍国主義化―政府の景気浮揚政策が招いた戦争への機運;大東亜戦争―近衛文麿が語る戦争への道筋とは;原子力問題―現在の原子力問題を招いた戦前の電力行政;政治家の汚職―大正・昭和期政治家の倫理からみる日本近現代史)
2 「経済大国日本」はなぜ誕生したのか(日本経済前史―「貿易」からみる近代以前の日本経済史;戦後の財閥解体―銀行からみる戦後経済史;未曾有の経済復興―先の見えない不況から脱却する方法とは;高度経済成長―日本はなぜあれだけの成長を成し得たのか;環境問題―華やかな経済成長の裏にひそむ毒、公害;成長期の終焉―日本はかつての栄光を取り戻せるのか)
3 日本を悩ます国際問題の淵源を探る(日韓併合―日本人なら知っておきたい併合の「真実」;戦後賠償問題―日本は何を償ったのか、今後償うべきものは?;近現代の日露関係―北方領土問題が勃発した背景とは;戦後日米関係―アメリカは日本の救世主か、それとも侵略者か)

著者等紹介

金谷俊一郎[カナヤシュンイチロウ]
歴史コメンテーター。歴史作家。東進ハイスクールにて20年以上日本史トップ講師として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

九曜紋

11
私は社会科は世界史・地理を選択して受験に臨んだので「受験日本史」は詳しくないのだけれども、「そんなことまで知らなきゃいけないの?」が正直な感想。私が「政治経済」で習った当時の時事問題がいまや「日本史」として歴史上の出来事になってしまったことに自らの年齢を感じる。単純に考えて10年前の問題だとしても、受験生は平成生まれなわけだから、ロッキード事件など「昭和を代表する事件」はたしかに歴史上の出来事なわけだ。遠い目、、、とはいえ、日本の電力政策の歴史から現在の原子力発電の是非を問うような問題は良問かもしれない。2016/06/03

入江・ろばーと

0
繰り返しも多く、その分若干読みづらさはあるがこれでもか!ってくらいの情報量がすごい。2016/08/12

フィ

0
早稲田大学の各学部の入試問題を題材に、その解答と、近現代史上の、政治、経済、社会、国際関係の論点について詳しく解説されている。その解説部分が、通常の参考書には見られない、行間に大きく踏み込んだものがあり、歴史事象の背景が腑に落ち分かりやすくなっている。ただ、憶測・推測の面が多いのは否めず、社会経験を積んだ身として納得はするものの、物語としてはではなく、学問的に史料等根拠のもと理論展開するとなると…難しくなるか。歴史に分かりやすさを求めること、学問としての確からしさを堅持すること、この両立の難しさを感じた。2016/06/12

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