内容説明
童話挿絵の巨匠の名作150点をあらすじ付きで楽しめる!『雪の女王』、『バドゥーラ姫』、『夢を夢見た少年』、『AからZまでの哀愁あふれる滑稽な抒情詩』など、日本初紹介・初翻訳作品を多数収録!!
目次
総論 エドマンド・デュラックの誘惑(平松洋)
第1章 さまざまな童話
第2章 AからZまでの哀愁あふれる滑稽な抒情詩
第3章 千夜一夜物語
第4章 オマル・ハイヤームのルバイヤート
第5章 バドゥーラ姫(『千夜一夜物語』より)
第6章 夢を夢見た少年
著者等紹介
平松洋[ヒラマツヒロシ]
美術評論家、フリー・キュレーター。1962年、岡山県生まれ。早大文卒。展覧会の企画・運営やプランニングとともに執筆活動を行い、朝日カルチャーセンター新宿教室などで講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shou
4
色彩の画家。異国情緒を漂わせた、華やかだけど落ち着いた画風が童話の世界にぴったり合う。「雪の女王」の世界が一番好きかなあ。2017/03/07
遊未
3
ラッカムに比べると、温かく優しく子供にも怖くなさそう。童話内容的には「千夜一夜物語」「オマル・ハイヤームのルバイヤート」「パドゥーラ姫」「夢を夢見た少年」等知らないお話が多かったのでお話も楽しめました。大筋の記載なのでゆっくり読んでみたいお話も見つかりました。2024/02/09
5
3
どんなに暗い頁も色彩が塗り込められている。彼の色遣いは奇抜ではない、鮮烈でもない―しかし絶妙に「馴染む」。2015/03/20
Bellumix
1
淡い色彩、濃い色彩。物語の絵が丁寧に描かれていました。フランス出身でイギリスで活躍した方ですが、オリエンタル調の挿絵はホウッとため息がでそうです。デュラックブルーと言われたように、藍というのか青というのか…この挿絵で本が読みたいなぁ2018/05/27
寅ちゃん
0
カイ・ニールセンと比べて曲線、あたたかい印象。エキゾチック。2021/02/21