感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hk
6
高橋洋一氏は次のような趣旨のことを述べている。「竹中さんが知恵袋となった小泉改革によって経済格差が広がったというのはまったくのデマだ。ジニ係数などの各種指標からは小泉政権時において確実に格差は縮小している。ひいては基礎的な財政収支もあと少しで黒字というところまでいっていたのだ…」 申し訳ないがこれはまがうことなき詭弁である。というのも、政策の成果がそんなにも迅速に表出することはないからだ。まず小泉政権時に輸出企業限定で好景気になったのはアメリカのバブルとそれ以前の政権の政策のたまものだ。そして跡を継いだ安2016/07/24
コアラ太郎
6
実態はどちらが正しいのか、私としては判断がつきかねますが、今の消費税増税の後の状況を考えると、内需はかなり悪くなっているように感じる。増税なしでも経済成長すれば、大体の問題は解決していくならばそれに越したことがない。2020年に全ての問題が表に出てきた時に気がついて、それから手を打つような事はないだろうが、いづれにしても最悪のシナリオ1歩近づいているような気がする2014/10/31
luther0801
5
痛快。竹中平蔵さんの著書は、論点が明快で、単なる批判家とは異なり、代替案を明確にしているので、読んでておもしろい。次にやるべきは、「資本のリサイクル」。つまり、現在有る資本、インフラを処分(民営化や換金)し、負債の返済に回すか、新たな分野への投資。電力に関しても、自由化することで本質があぶり出される、との意見。2014/12/31
bookbossam2013
2
財務省では毎日「鳩にエサ」をまいているらしい。「鳩」とはマスコミの記者、エサとは役所側に都合よく加工された情報のこと。そんな官僚社会の政策形成の舞台裏とともに、小泉政権のかつてのブレーン髙橋洋一氏と竹中平蔵氏が明かす日本経済の真の問題点とは何か?増税なしに財政再建するには?答えは簡単だが、ここは一筋縄ではいかない財務省とマスコミの世論操作(?)を喝破する見識が必要のようだ。悪名高い(?)竹中氏への先入観を払拭しかかった一冊。2014/10/12
turtle
1
「国政レベルでいじめをやっている限り、いじめは絶対なくならない」とありますが、その通りだと思います。 レベルの低い国会での質疑などの報道を見ていると、子供たちへの悪影響を心配してしまいます。2015/02/24
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