出版社内容情報
大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公の吉田松陰の妹・文の家族の貴重な肖像写真や長州藩士たちをはじめ、日本の開花と近代化を担った幕末から明治の著名人たちの肖像写真を集成。鮮明な古写真によってその姿が甦る。
内容説明
吉田松陰から、勝海舟、楫取素彦、児玉源太郎まで、古写真二〇〇点以上を収録。
目次
吉田松陰と激動の幕末
第1部 幕末(倒幕にかけた青春―長州藩;幕末志士の群像;敗れざる者たちの肖像;滅びゆく者たちの軌跡;外国人が撮らえたサムライ;時代を動かした人びと 幕末編)
第2部 明治(新生日本が抱えた“陣痛”;明治新政府の元勲たち;明治日本と富岡製糸場;時代を動かした人びと 明治編)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
剛腕伝説
14
幕末・明治に活動した人物の写真集。驚いたのが吉田松陰の肖像画。良く見る、吊目で胡座をかいて書を読むあの肖像画ではなく、写真と見紛うリアルな肖像画で、こちらは目が大きく全くの別人に見える。印象が全く違う。とにかく膨大な数の写真で、資料としても一級品の良書。2022/11/04
夏野菜
3
文字でしか知らなかった歴史上の人物たちについて、写真を通して知ることができ、親近感を抱いた。当時の格好や時代の雰囲気も写真から伝わってくる。ヘボン式ローマ字のヘボン氏やナウマン象のナウマン氏(ナウマン象の発見者ではないらしい)もこの時代に実在したという点には驚いた。2016/05/29
Ryuka
3
お気に入りの佐賀の方がお二人いたので買いました。あまり写真がない方ですから、大体このお写真ですよね。こういう本はたくさん買っておりもう見慣れてきて目新しい人も減ってきてしまいましたが、だけどやっぱり買ってしまう。見ながら人物や時代に想いを馳せてしまうんですよね。2015/05/16
すうさん
1
幕末関係の本を読んできたので、幕末や明治に活躍した人の肖像写真を見たかった。学生のころ歴史の教科書で見たことのある写真もあるが、歴史をしっかり学んでから見ると少し印象が変わるかも。個人的には肖像写真が一枚も残っていない西郷隆盛について、実の弟西郷従道と従妹の大山巌の写真があるので頭の中でミックスしてみた。上野の西郷の銅像の除幕式で西郷の奥さんが本人に似ていないといったことは有名だが、どうしても西郷さんの印象は変わらないな~。兎にも角にも、幕末明治のころは日本の大転換期、もう少し勉強してみようと思う。2022/03/27