内容説明
イベリア半島の中心マドリッド、神に出逢うサンティアゴ・デ・コンポステラ、ガウディの建築物が迎えてくれるバルセロナ…。訪れる人々を魅了してやまないスペインには、まだまだ知らなかった謎と発見がいっぱい。大都市だけでなく周辺の町々もカバーした本書を読めば、スペインがもっと楽しくなる!
目次
序章 スペインってどんな国?
第1章 マドリッドとその周辺
第2章 マドリッドから足を延ばして
第3章 バルセロナと東部スペイン
第4章 アンダルシア―南部スペイン
第5章 サンティアゴ巡礼の道と北部スペイン
第6章 北東スペインと南西スペイン
著者等紹介
西川和子[ニシカワカズコ]
東京都生まれ。スペイン史著述家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
312
タイトルの「謎解き」は、それこそどうしてこんなタイトルになったのか謎。例えば「マドリッドはどうしてスペインの首都になったのか」など、いずれもごく普通の問いを自らが立てて、自ら解説するというスタイル。この作者は初読だが、彩流社(スペインに強い)から何冊かスペイン関係の本を上梓している。内容はスペイン各地の紹介を上記のような問答形式で語ったもの。この種のものとしては写真も小さく、しかもあまり上手くない。語りは初心者向き。スペインの歴史の一端はわかるが、題材の選択はやや恣意的であり、通史が得られるわけではない。2023/06/24
ひろ
7
全ページカラー写真なのが有り難い。入門編としてはお手頃でちょうど良いのでは。2015/02/07
nizimasu
6
このシリーズは、今のところシンガポール編とタイ編を読みましたがどれも外れなし。中でもスペインはレコンキスタというイスラムとキリスト教の対立があったり、地方ごとにそれぞれの国家があったりしてなかなか全体像をつかみにくいんだけど、この本は著者の西川さんの料理さばきが見事で、バルセロナとマドリード以外の場所の来歴もわかったりしてよかった。中でもアンダルシアって独特の地方でかなり名所もわかりにくいんだけどそれすらもす〜っと入ってくるのでこれにはぐっときてしまった。ちょっと遠いスペインのイメージが近く感じられました2014/12/30
武井 康則
4
昔は紅山雪夫をはじめ、旅行ガイドを兼ねてその国の歴史や見所を解説した文庫があったのだが、最近はとんと見かけない。その意味でも貴重。今ならきれいで見やすい写真も盛り沢山にできるし、情報も新しくできるだろう。見やすい地図があるが、簡単な歴史年表もついていれば、名前など確認できたのだが。2018/02/08
帯長襷
3
各地がコンパクトにまとめられていて、スペインの地域のことをざっと知るにはちょうどいい本2022/09/24