内容説明
アユタヤ、スコータイなどタイが誇る世界遺産や首都バンコクはもちろん、観光地ではないような意外な場所にも、今まで知らなかった驚きのエピソードが隠されている。本書は、タイの歴史や地理、文化にまつわる謎と不思議を集めた“ありそうでなかった”一冊。
目次
序章 タイってどんな国?
第1章 バンコク旧市街
第2章 バンコク新市街
第3章 タイ中部
第4章 タイ北部
第5章 タイ東北部
第6章 タイ南部
著者等紹介
柿崎一郎[カキザキイチロウ]
横浜市立大学国際総合科学部准教授。1971年、静岡県生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。タイを中心とするメコン川流域の交通網の発展、バンコクの都市交通の整備に関する研究を進めている。著書に、『タイ経済と鉄道―1885~1935年』(日本経済評論社、大平正芳記念賞受賞)、『鉄道と道路の政治経済学 タイの交通政策と商品流通1935~1975年』(京都大学学術出版会、鉄道史学会住田奨励賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akihiro Nishio
20
タイにてタイ本を読む。国内外問わず出張で訪れる場所の本を読むようにしているのだが何度も行っているところだと読む本がなくなってくる。自分好みの本を見つけたと思ったら、再読でした。最後まで読んでも気づかず。最近そういうのが多いね、自分。さて、内容としてはバンコクに限らず、かなり行きづらい場所の歴史的役割や見どころを教えてくれているのでタイがわかればわかるほど楽しく読める。タイに何度も足を運んでいる人向けの本でしょう。今回は本書でも紹介されているカンチャナブリにも行けたので良しとしよう。2017/02/18
isao_key
5
現在タイ紀伊國屋書店でベストセラーになっている本。著者の柿崎先生は『物語タイの歴史』やタイの鉄道本の執筆があるタイ研究者。本書は6章構成で、序章でタイに関する知識を、第1章から第6章で、バンコク新市街、バンコク旧市街、タイ中部、タイ北部、タイ東北部、タイ南部と分け、各地域にまつわる話を興味深く教えてくれる。全ページオールカラーなのがうれしい。一般のガイドブックには載っていない薀蓄が1トピック3,4ページで解説されている。先日中国の3大悪女の一人、呂后の話を読んだが、本書にはタイの4大女傑が紹介されている。2015/01/08
てくてく
3
「謎解き」というのは注目を集めるための処方で、実際にはガイド本。ただ、著者がタイの鉄道などに関する著書も有する柿崎氏なので、うすっぺらいガイド本ではなく、読ませる内容になっていてよい。2016/01/03
Akihiro Nishio
3
先日読んだ「物語タイの歴史」の作者による地理的な本である。さすがにタイの鉄道オタクでもある筆者らしく、実際に様々なところに運んでいることが良くわかる(しかも鉄道で!)。こういう本を読んだだけで地名と歴史を覚えるのは難しいので、少しずつ現地に脚を運びながら、復習のためにその行った後に読むのが良いだろう。今度はバンコクから脚を伸ばさねば。2015/09/06
Ko
2
歴史、交通、文化が軽くわかり易く書かれておりざっくりと色々分かって楽しい。 タイ、タイ人の変わったところを解説してないのが他の類似の本と違い、タイに思い入れのある人でも軽い気持ちで読める
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- 和書
- 抱く子は育つ