内容説明
『種をまく人』『晩鐘』『落穂拾い』など、農村と田園が舞台のバルビゾン派の画家、ジャン=フランソワ・ミレーの芸術は、四季表現を重んじる日本人に早くから愛されてきました。本書では、生誕200年を迎えるミレーの魅力を楽しいギャラリートークと100点を超えるカラーの図版で堪能できます。
目次
序章 ミレーが愛した「画家の村」バルビゾン
第1章 初期パリ時代(1814‐45年 初期パリ時代―シェルブールを経てパリへ;「アルカディアの牧人」―最も若い頃に描いた油絵は画家スタートとして合格点?;「男性裸体習作」―ドラロッシュに学んだ習作の評価はA級、B級、それともC級? ほか)
第2章 パリからバルビゾンへ(1846‐62年 パリからバルビゾンへ―写実主義の農民画への苦闘;「野良からの帰り」―赤ちゃんのいる農民画はロココ美術のリバイバル;「箕をふるう人」―大西洋を渡ってニューヨークの納戸でほこりをかぶっていた名画 ほか)
第3章 円熟期‐晩年(1863‐74年 円熟期‐晩年―自然と人間の営みの原像を求めて;「羊飼いの少女(大)」―牧歌的な麗しの田園風景が大絶賛された画家の気持ちは?
「ガチョウ番の少女の水浴び」―父親としての慈愛の目で描いたエロスを寄せつけない水浴画 ほか)
著者等紹介
井出洋一郎[イデヨウイチロウ]
府中市美術館館長。美術評論家連盟会員。1949年群馬県高崎市に生まれる。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋美術史専攻)。山梨県立美術館学芸員、東京純心女子大学教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バナナフィッシュ。
asanosatonoko
foxface
エイドリアン
takakomama