内容説明
歳を取らないとわからないことを、若いあなたが心配することはないのです。人生って、若かったころに大袈裟にかまえて考えていたほど、難しくありません。大切なのは、お金があってもなくても今をしっかり生きることです。パリで暮らした二十年の歳月が教えてくれた、ものと思い出をいつくしむ暮らしから、異性の友情の育て方、孤独とのつきあい方まで―。もっと自由に知的に、味わい深く生きるための書き下ろしエッセイ。
目次
1章 パリ時代があって今がある(疲れない生き方;人生は、あなたが考えているほど難しくない ほか)
2章 もっとおおらかに生きるヒント(自分らしくしか生きられない;心の断舎離で自分流に生きる ほか)
3章 パリで見つけたお金にしばられない生き方(お金がなくても安心なフランス人;住みかた上手なパリジェンヌのお部屋 ほか)
4章 いつまでも男と女のフランス人(やっぱりフランスは愛の国;愛という名の薄化粧 ほか)
5章 食は人生の楽しみ(ごほうびは焼きたてのバゲット;モテる秘訣は食いしん坊 ほか)
著者等紹介
吉村葉子[ヨシムラヨウコ]
1952年神奈川県藤沢市生まれ。立教大学経済学部卒業。20年間のパリ在住中、フランスおよびヨーロッパ全域の取材、執筆を続ける。帰国後は、日仏の文化のちがいを通じ、よりよい生き方を模索するエッセイを次々と発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユズル
23
フランスに暮らしたことのある方々の本は気になってよく読みます。これは珍しくパリ旅行した時に、ホテルでなくアパルトマンに住むのを勧めていて、その手続きの仕方とか丁寧に教えてくれると思ったら、後半はほぼお料理話に変わっていって。なんか不思議な本でした。(((^_^;)ま、それがフランス流というならそういうことなんでしょうが。お金をかけないといっても、日常的にユ●クロ利用する者としては、もっとこう…みたいな感じはしましたが。もうちょっと生活的なことが知りたかったな~2014/09/19
湖都
11
パリに20年住んだ著者が、衣食住など生活に関わるテーマで書いたエッセイ。お片付けやシンプルライフっぽい話を期待していたのだが、ちょっと違ったかも。それどころか、フランスの話から日本の話になってたりも…。「人参を食べたら優しくなる」と子供に教えて人参の好き嫌いをなくさせようとする習慣は可愛い。堂々と下手な手縫いの作品を飾ったり着たりするのもいい。フランス住まいに興味はあまりなかったけど、意外と暮らしやすいのかもと思った。学校やパーティーの仮想体験ができる章も興味深かった。2020/03/14
城ヶ崎
9
タイトルの内容は一番最初の方だけで、あとはフランス文化っていう感じでした2020/04/25
御座候。
8
贅沢なご馳走も毎日作っていたのでは飽きてしまう。それにフランスはいま物価高ですし。人生はわかいときに考えていたときほど難しくはないんですよ。2023/09/03
御座候。
6
手づくりの復権。2023/09/04