内容説明
俳句実作の基本は三つ。「五・七・五」「季語」「切字」。本書は、この三つの基本を名句を例にわかりやすく解説する。季語による季節感のつかみ方、切字による余情の効果など、実作のヒントも満載。句境を深めたい人のための、シリーズ第2回配本!504句収録。
目次
有季定型の魅力―独断と省略の文芸
雪月花を詠む―季語の年輪
季語の本意・本情
季語の種類と選び方
季語の置きどころ
風土と季語
都会俳句と季語
歳時記活用法―季語を体得する
題詠の効用
無季の句に学ぶ
切字のこころ
切ること―や・かな・けり
どこで切るか―二段切れ、三段切れなど
配合と切れ味―名句に学ぶ
十七音の自由詩
引き算の詩型
定型と破調
現代俳句と定型感覚
声調・格調と余情