内容説明
日本文明を生み出す母胎となった日本列島の歴史。著者独自の宗教考古学の観点から、縄文・弥生・古墳文化論を展開しつつ、未開時代から古代国家形成に至る歩みを大胆に描き、謎にみちた日本人の原像を探る。
目次
第1章 円形広場論―縄文時代の広場を読む(列島文化と集落の誕生;円形広場の意義;男と女と;「成年式」;縄文社会の特性)
第2章 弥生国家論―はじめに国家ありき(国家と「溝」;青銅器と倭国;初期国家「倭国」;女王卑弥呼とその周辺)
第3章 古代王権論―王権と歴史のうねり(古墳の誕生;王権と古墳;倭の五王と対外交流;古墳の終焉)
対談 日本文明の原像を探る(上山春平・水野正好)