BEAM COMIX<br> 百日珈琲 〈1〉

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BEAM COMIX
百日珈琲 〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784045002809
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

出版社内容情報

日本と台湾にルーツを持つ少女・シャオミン(小明)は、亡き父の故郷・台湾で大学生活を送るため、住み慣れた日本を離れ海を渡った。しかし、身寄りのない地での部屋探しは難航し、入学式を前に途方に暮れてしまう。

行き場を失った彼女が迷い込んだのは、台北(タイペイ)の歴史が静かに息づく集落・宝蔵巌(バオツァンイェン)。ガジュマルの木の下に佇むカフェ“百日珈琲(ひゃくにちコーヒー)”――蝶の標本で彩られたその店には、「訪れた者の悩みを解決してくれる」という都市伝説が囁かれていた。店主のモン(孟)と不思議な猫・斑斑(バンバン)が営む同店は、単なる憩いの場ではなく、人々の脳に眠る“夢と記憶の研究所”。

「亡き父はなぜ、夢を通して私に語りかけてくるの?」
「答えは、あなた自身の記憶に眠っている」

――2000キロの海を越えて日本と台湾を旅する蝶“アサギマダラ”が繋ぐ父との記憶に導かれ、シャオミンは“記憶の宮殿”を辿る、切なくも温かい“心の時間旅行”を始める。

本作を紡ぐのは、デビュー作『緑の歌 -収集群風-』で瑞々しい青春を描き、作詞家・松本隆、作家・村上春樹から熱い賛辞を寄せられた高妍(ガオ・イェン)。前作『隙間』では『このマンガがすごい!2026』オンナ編第2位、第55回日本漫画家協会賞【まんが王国・土佐賞】受賞、第30回手塚治虫文化賞・マンガ大賞ノミネート、フランス・ACBDアジア賞2026ノミネートと、世界から注目を集める新鋭です。

記憶と夢を巡る、すこし不思議で、とても愛おしい台湾・ヒューマン・ファンタジーが今、静かに幕を開けます。


◎WEB漫画誌『コミックビーム:Q』公式X
@COMIC_BEAM_Q


【目次】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

24
高妍の最新作。台湾人と日本人の両親を持つ小明は、亡くなった父のことを知るため、心の時間旅行に出る。いわゆるタイムトラベルファンタジーなのだが、潜在的な記憶に介入することでタイムトラベルを可能とするという理論が本作を支えている。単に幻想に逃げるのではなく、日常を丁寧に描く高妍にとってその理論は重要だ。「“家”というのは自分が生まれた場所だけじゃない 自分が残ることを選んだ場所ーーそれもまた“家”だ」ルーツも高妍にとって重要であり、本作の主題のひとつになっている。(つづく)2026/10/18

コンチャン

9
高姸さんのイラストが好きなので、新作を楽しみにしていました。少しファンタジー的な要素もありながら、しっかり楽しませて頂きました。2巻にも期待しています。2026/10/14

新平

5
同時代の台湾のサブカルチャーを味わってみたいと手に取ったが、台詞が理屈っぽい。作者の思想をマンガで説明しようとしてる感じ。海獣の子供を連想させる。映画化すると良いかも。絵は福音館の自然図鑑みたい。沖縄より、八重山より南なんだよね台湾って。2026/11/01

たけのこ

2
台湾の小さなカフェに迷い込み、夢と記憶の世界に連れていかれる物語。 日本と台湾にルーツのあるヒロインが、猫に導かれるという、幻想みとなつかしさを感じる空気感がすばらしい。大きな謎も提供されていて先が気になって仕方ない!相変わらず装丁もステキ!2026/10/17

s_s

1
クラシカルな表紙が味わい深い新刊。台湾と日本にルーツを持つ主人公・小明(シャオミン)が、夢の中で話しかけてくる亡き父の謎を追い、宝蔵巌で喫茶店・百日珈琲を営む孟(モン)に出会う、シリーズ1巻目。愛らしく描かれる猫・斑斑(バンバン)や、多種多様な蝶の鮮やかさが物語に彩りを加えるとともに、「夢」と「記憶」の神秘性が作品全体に幻想的な雰囲気をもたらしている。宝蔵巌を見守るガジュマルじいさんなど、淡白に描かれつつも、ユニークなキャラが多く、読んでいて飽きない。とにかく絵が綺麗で、何故か谷口ジロー作品を思い出した。2026/10/22

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