出版社内容情報
青騎士で掲載した珠玉の短編がまたまた1冊に。
【陰陽高校ロックバンド同好会】
今日は私立陰陽高校の文化祭。これからロックバンド同好会のパフォーマンスが始まろうとしています。
舞台にあるのはドラムセットのみ。「バンド」同好会なのに、どういうわけか披露されるのはドラムソロのようです。
【チェアリング・サーガ】
音楽活動はなかなか上手く行かず、バンドは解散。夢破れ、オフィスで事務員として働く日々を過ごしていました。
ロックとはあまりにもかけ離れた事務員生活。せめてもの気晴らしにとコンビニで買ったチューハイを片手に公園に立ち寄った立。そこには、彼女の失われたロック魂を呼び覚ます劇的な出会いが待っていたのでした。
【その死体は恋をする】
14歳の少女が放課後通い詰めるのは、中学校の裏山。そこにある小さな池で、ひとり釣り竿を振るうのが彼女の楽しみなのでした。
「裏山に水死体があるらしい」ー。生徒たちの間でまことしやかに囁かれる噂も気に留めず、今日も釣りにやってきた主人公。大きな手応えとともに釣り上げたのは…。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コリエル
6
第二短編集は第一とはかなり趣が異なる。あとがきで作者は前作の一人称視点の作風から三人称視点への切り替えによって主人公を相対化したようなことが描いてあるが、何よりも作風がユルい。『陰陽高校ロックバンド同好会』なんかは若干シリアスで前短編集の名残を残すのだが、オチがある。他は、『その死体は恋をする』以外はコメディと言っていい。特に好きなのはチルさを全面に押し出した『しなてるドライブ』。ポコピーの動画でも見たのか? というほど滋賀をフィーチャーしつつ、夜の魔法にかかった世界を堪能する女子二人旅が楽しい。2026/09/19
s_s
5
可愛らしい絵柄ながら、奥深さや事象の深淵に触れるような高尚な雰囲気がある、著者2作目の短編集。多少の幻想的要素が含まれる作品も収められているが、特筆すべきはファンタジーの扱いではなく、ごく一般的な日常の一点を凝視するように、じわりと世界を押し広げていくその手腕の見事さだろう。また、今作の場合は巻末の解説にも記してあるように、固定化された一つの視点に拘らず、全体を俯瞰するような立ち位置から視点人物を切り替えていく試みが為されている。上述の「解説」だけでも一読の価値があるが、幕間のコメントも読んでいて楽しい。2026/09/26
へ~ジック
4
可愛くてホンワカした絵面でほんわかした話と胸が熱くなる話と、金玉が縮んじゃうような話がよりどりみどり。2026/09/23
うさぎや
4
ロックと人魚、そして琵琶湖。2026/09/20
funa1g
2
ぽんぽこチャンネルといい、長浜の山岡家流行っているのか?琵琶湖ドライブは楽しい。わかる。悪い人魚の話が好き。めちゃめちゃ悪いやつなので。2026/10/12




