角川文庫 角川スニーカー文庫<br> 丘ルトロジック―沈丁花桜のカンタータ

電子版価格
¥616
  • 電子版あり

角川文庫 角川スニーカー文庫
丘ルトロジック―沈丁花桜のカンタータ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044748241
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

神楽咲高校に入学した咲丘は、「丘研」の入部案内を見て直感した。これこそ“風景”を愛する俺のための部活だと!部室に向かった咲丘は、代表・沈丁花桜と意気投合、早速入部。だが、丘研の正体は「オカルト研究会」、沈丁花の世界征服の野望のために日々活動していたのだ。「君は完膚無きまでに自分を知られたことはあるかい?」知ること=支配すること。世界を知るための戦いが始まる!第15回スニーカー大賞“優秀賞”。

著者等紹介

耳目口司[ニメグチツカサ]
1988年生まれ。千葉育ち。第15回スニーカー大賞にて『風景男のカンタータ』(のちに『丘ルトロジック―沈丁花桜のカンタータ』に改題)で“優秀賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

53
様々な事情を持った奇人たちが世の中で起きるオカルト絡みの事件を探し出す物語。なかなか良かったです。説教くさい文章、物語の展開の甘さなど粗さも目立ちますが、それを乗り越えさえすればかなりハマる事が出来るんじゃないでしょうか。トンデモ設定の数々と登場人物たちの展開する主張が何よりも魅力的であり、同時に欠点になってる感じがします。「オカルト」ではあるけど、「ロジック」と言えるほどのものでもないのが残念。しかしこういうアクの強さは中々出せるものじゃないと思うので、今後の展開に期待しましょう。次巻も読みます。2015/09/08

KEI

22
購入。第15回スニーカー大賞の優秀賞受賞作品。あれあれ、大賞より面白い気がするぞww 比較的普通な感じで始まった序章だが、第一部が始まってから病的に狂いだす。濃い。内容もキャラも濃すぎる。正直、好き嫌いが出ると思うからオススメ出来ない。1巻で部員のほとんどについて語ってしまったので、次はどうなるんだろうか?そこはかとなく期待。2010/11/03

磁石

19
キャラ造形と心理描写と展開回し、全てが特級レベルの作家さん。これほどの超硬度のキャラクタを描けるのなら、異世界ファンタジや戦国乱世やSFなんて別世界の中でも並立するか飲み込むぐらいのことができるはず、もう学園や日常では収めきれない熱量がある。もし描いてくれたのなら、是非とも読んでみたい。2017/05/27

ツバサ

16
狂ったキャラ達の暴れる様は読んでて楽しいな。前半は作者にしては大人しいなと思っていたが、各キャラが裏の顔を見せ始めたら一変しだして、そこからグイグイ話に引き込まれました。突き詰めたらオカルトを探す連中自身がオカルトということですかね。2016/11/07

空箱零士

16
★★★★ びっくりするほどに普通のエンターテイメントだった。初読時の衝撃から六年。読み返して、思っていた以上にこの作品を語る言葉が出てこなかったのに困惑したけれど、つまりはそういうことだったのだ。風景男の語る風景、沈丁花の語る支配、江西蛇の語るエロス。どれもこれも凄まじくて、ただそれだけでその人物を確立してしまうほどだけれども、実は本当にそれだけなのだ。凄まじい人物たちによる大暴れ。語り、笑い、破壊する。世界征服を宣ってみる。これが部活だ。これが高校生活だ。この物語は、純度の高い青春の精神で描かれている。2016/04/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/661614
  • ご注意事項

最近チェックした商品