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内容説明
『袖付き』と呼ばれる反政府組織と、ビスト財団の間で行われていた『ラプラスの箱』を巡る謀議は、連邦軍の介入によって破局を迎えた。工業用コロニー“インダストリアル7”で始まる戦闘。オードリーを追って戦火の中を走るバナージは、純白のモビルスーツ“ユニコーン”と出会う。人の革新―ニュータイプの力が覚醒した時、“ユニコーン”はその真の姿を現した!文壇の気鋭・福井晴敏が描く新たなる宇宙世紀サーガ第2弾。
著者等紹介
福井晴敏[フクイハルトシ]
1968年、東京都墨田区生まれ。98年「Twelve Y.O.」で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。99年『亡国のイージス』では第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞を受賞。2002年『終戦のローレライ』では第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テキィ
6
ミネバさまってこんなに可憐だったっけ? これだけ多くの派生商品を生み出すとは、福井さんの貢献度は大きいな。角川、バンダイ、利益共有する企業体ってアナハイム的共同体名のかなと妄想。いずれにせよ、福井さんのガンダム好きの度合いの高さのお陰か。www2010/10/07
ヤギ郎
5
シリーズ第2巻。前巻の続き。アニメではよく分からなった『ラプラスの箱』について、少し理解が深まる。ここでやっとバナージはガンダムに出会い、それに乗り込む。2022/11/06
彼方
5
袖付きと呼ばれる反政府組織とビスト財団の間で行われていた、世界を揺るがす『ラプラスの箱』の取引。それは連邦軍の介入によって破局を迎え、コロニーに戦火が広がる…第2巻。相変わらず状況説明の細かい…機体名や戦闘間の臨場感、UCガンダムを託すことになるカーディアスの想いとそれを受け取るバナージの切なさなど小説ならではの見所はあるのですけど、やはり文章がしんどい…。親子の情や悲惨な戦場、様々な思惑の交錯とより深くUCの世界を理解できるものの、アニメ版の表現が素晴らしすぎてそれだけでいいかなと思ってしまう。2021/06/18
みっつ
3
遂にガンダムと今作の仮面が登場。2011/12/12
yanoms
2
アニメと原作ではカーディアス・ビストの印象が全く異なる。本作ではカーディアスが内面に秘めた想いや覚悟がたくさん語られているので、ビスト家当主としてではない、純粋に希望を信じる人間的・父親的な側面が際立つ。そんな父親の人間らしさにニュータイプ的な感性で一瞬だけ共感しながらも、今わの際に水をあげることができなかったと悔やむバナージの優しさが沁みる。これらの内面描写を踏まえたうえで、アニメを復習したい。2014/04/14