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内容説明
入学式の朝、“世界災厄の魔女”こと水那斗るうるに出会った俺。知らぬ間に彼女の“理操魔術”とやらを破ってしまい、それは普通あり得ないことらしい。だからと言って、『俺は危険人物→味方にすれば安心→伴侶として相応しいか見極める→常に一緒にいる』ってのはどういう論法だ?「その嫌そうな顔、3ptダウン」それ何のポイント制!?「驚いた顔、悪くない。2ptアップ」勘弁してくれ。常識と魔術を巡る学園ストーリー、開幕。
著者等紹介
土屋つかさ[ツチヤツカサ]
第12回スニーカー大賞にて「奨励賞」を受賞、『放課後の魔術師(1)オーバーライト・ラヴ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1_k
11
コンセプトは分かるが……文章でやるとイマイチ派手さに欠けて、ラノベ向きでは無い気がするな。超絶つまらん即ブン投げ、というレベルではないが、個人的にはあまり面白くなかった。ゲームに緊張感がなくて、読みあい頭脳合戦になるわけでもないし。「ミニッツ」みたいな感じにしないと、だらけた雰囲気になる。そもそもメインストーリーに対する主人公の動機・目的がはっきりしないからかなあ? 駄作とは言わないが、凡作程度。2012/08/16
朧月
7
魔術、というとド派手な描写の戦闘? と思ってしまいますが、 コレは完全な頭脳戦のライトノベル。 ゲーム好き、かつ、推理ゲーム好きとしては、なかなか楽しめる一冊でした。 ライトノベルらしい、キャラクター描写やキャラ設定も押さえられてますし、 割と、万人にお勧めできそうなライトノベルという印象。 続き物として、意識しているらしく、今後の展開が気になりそうないくつかの伏線も張ってあります。 ドンドン読んでいくと言うよりは、主人公と一緒に、考えながら読むといいかと思います。 軽いミステリー小説みたいな感じ。 逆2013/01/27
はくゆ
6
微妙。 つまらん駄作というわけでもなく、特別面白いわけでもない、微妙な作品。 世界観や魔術の定義、その打ち破り方などは今までにないものでよかったと思うんですが、重みというか派手さというか、そういうものがなく、地味な感じになってしまっているのが残念です。また、最初のほうに出てきた噂屋という気になる人物が巻末でわかってしまうというのも残念です。もっとひっぱれよと言いたい。 そのせいで、結局主人公の周りには普通の人は一人もいないような状態。 おいおい、とか、実は的な展開があまり望めないですね。 お兄さんの話は引2012/01/10
eckhart88
5
読了、いいねぇ! というか最近の角川はオカロジ、子羊、異世界から……などなど本当に実力があって完成度の高いシリーズが多いと思う。前三つは新人だが、内容においてはこのるうるも負けてはいない。話の基底にあるのは王道的なポーイミーツガールなのだが、幾つかの要素が、一味も二味も違うこの作品を形作っているのだ。例えばそれはルールについて、例えばそれは独特な魔法、そして何よりも魅力的で可愛いメインヒロインである。どいつもこいつも一癖ある登場人物の軽妙な会話が、なによりのこの作品の強みなのではないかと思った。2012/05/18
びぜんや
5
面白い。だけど好みじゃない。感想を要約すると、そうなりますね。切れ味のある軽ミステリ(というかクイズ?)という感じの小気味よさがありますし、くすりと笑えるところもある。挿絵もかわいい(2巻の表紙に惹かれてジャケ買いしました)。だけど、キャラクターの魅力という部分では弱いし、安物の少女マンガのような舞台設定や、リクツにリクツを重ねるようなストーリー運びに、読んでて疲労を感じました。若い頃なら、楽しんで読めたかもしれませんが……。とりあえず言乃ちゃん目当てで2巻も買ってみようとは思います。★☆☆☆☆2012/04/18
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