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内容説明
ある朝、播機遙は見慣れぬ少年・秋津安芸に出会う。転校生かと思い親切にするが、安芸が17歳で自分の担任教師になると知って、遙は愕然とする。一方、彼の出現と同時に学園で不可思議な現象が起き始める。安芸は万物の“可能性”を引き出して事象をねじまげる論理魔術師であり、学園に潜む天敵を倒すという隠れた目的があったのだ。安芸の不審な行動に気付いた遙は彼に接近するが、それは論理魔術師の世界に踏み込む行為だった―。第12回スニーカー大賞奨励賞受賞作。
著者等紹介
土屋つかさ[ツチヤツカサ]
第12回スニーカー大賞にて「3H2A 論理魔術師は深夜の廊下で議論する」が奨励賞を受賞。『放課後の魔術師(1)オーバーライト・ラヴ』でデビュー。元SE→現某エンタメ系会社勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リカステ
11
再読。中学生の頃からずっと好きな作品で、年に一度は読み返している気がする。 確かに全体的な設定に多少の無理があるかも知れないが、そこも含めて魅力だと思っている。メインの二人が一々理屈っぽいくせに初心なところも好みだし、架空言語をわざわざ使う辺りも好み。思えば、私の理想の高校生活はここにあった。あの頃は(も、かな?)非日常に憧れていたから、ジェシカシステムや主体的に活動できる図書館等が羨ましかった。あと仄香が可愛い大好き。 安芸先生の名言「そんなスペシャルなこと、教師なんかじゃ分かりません」2015/12/15
サエズリ割津
5
面白かった。強気な女子高生と播旗遙がイギリス帰りの17歳高校教師秋津安芸と出会い万物の可能性を引き出し事象を捻じ曲げる論理魔術師たちの争いに巻き込まれていく学園異能バトル&ラブコメ。遙と安芸の視点が入れ替わるポイントがしっかり分かれていて読みやすかった。論理魔術を使ったバトルはスピード感は薄いものの体系付けられた仮想言語が使われているのは面白いと思った。ラブコメ面では安芸が異常なほど鈍くて、遙の恋愛事情は難儀そう。イラストもよかった。次も読みます。2016/02/28
織田麻里
5
【B☆W】設定に目新しさは無いものの、小道具やキャラ設定が気になります。主人公もヒロインも一筋縄ではいかないようなところが、面白かったし、つづきを読んでみたくなりました。2014/05/04
朧月
2
古本で安かったのとイラストが良かったので購入 多分、5,6年前の作品。 論理魔術という超常的な力を持った主人公が学園を舞台に戦う話。 最初から続き物を意識していたらしく、第一巻は、ヒロインの女の子が能力に覚醒して、戦いに巻き込まれることになる顛末が描かれている。 ストーリー展開は平凡。話のメインにある、論理魔術というのがどんなものかイマイチ分からなかった。 勢いで読み切った。 文章構成が独特で、主人公とヒロインの主観視点がそれぞれ入れ替わる形式。これが、面白い。 同じシーンでも、それぞれの登場人物の心2012/09/01
HOSHIZUKI, Yusuke
2
買ったはいいものの、あまり読む気がせずに積んであった一冊。 思ってた以上に楽しめた。遥が積極的なのか何なのかいまいち分からんね。 視点が変わるときに太字で区切りが入るのでかなり読みやすかった。 いつの間にか地の文の視点が変わってて読みづらいラノベが多い中、こういうのは読み手に優しいと思う。 呪文は記号が入り乱れて全く読めないけどね。2012/08/18