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内容説明
「なんか世界とか救いてぇ―」。あらゆるテロや犯罪が多発し『ロケットの街』とまで渾名される国際都市ミリオポリスに、「黒犬」「紅犬」「白犬」と呼ばれる3人の少女がいた。彼女たちはこの街の治安を守るケルベルス遊撃小隊。飼い主たる警察組織MPBからの無線通信「全頭出撃!」を合図に、最強武器を呼び込み機械の手足を自由自在に操り、獲物たる凶悪犯罪者に襲いかかる!クールでキュートでグロテスクな“死に至る悪ふざけ”開幕。
著者等紹介
冲方丁[ウブカタトウ]
1977年生まれ。早稲田大学中退。在学中の1996年に「黒い季節」が第1回スニーカー大賞「金賞」を受賞しデビュー。その後「マルドゥック・スクランブル」で第24回日本SF大賞を受賞。以降小説・コミック・ゲーム・アニメといったメディアを超えるエンタテインメントの多才な創り手として注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
47
シリーズ完結編が6月に出るという事で再読。機械化された3人の少女が悪をぶっ潰す話。3人の少女達の紹介と世界観の説明がメインでしたが、疾走感のある展開に独特な文体が絶妙に合っていて面白いですね。過酷な過去を引きずり、血に塗れながらも街を守る為に戦う3人の姿はやっぱりカッコいいな。美少女が戦う点はラノベっぽいけど、作り込まれた世界観、表現は超本格仕様なので読みごたえは充分。文体に慣れたらあっという間に読み終える事間違い無しな1冊です。次巻も読むよ。2015/05/08
いおむ
35
情報の羅列のような文章…演出ではあると思うがこれは小説か?と戸惑うことしばし。しかしテンポよく読ませていく力量はさすが。それでいて無味乾燥でも軽過ぎるわけでもなく、むしろライトノベルとよぶには重過ぎの内容。〈悪ふざけ〉…彼女たちの物語の終着点はどのようになるのだろうか。2017/03/30
マーム
31
「シュピーゲル・シリーズ」はコミックから入りましたが、その内容の良さから、原作も読もうと思い読み始めた1冊。コミックには描かれていなかった部分がいくつかありました。というよりも、主人公である少女たちのあまりの悲惨な過去や戦闘シーンの陰惨さ故に絵には描きづらかったのだとは思います。でも、そのような残酷な部分があるからこそ、タイトルの「オイレンシュピーゲル(悪ふざけ)」とは対照的に、この物語には単なるどたばた劇ではない深みのようなものがあると思います。続きの物語も早く読もうと思います。2011/01/23
ブルー
19
3人の少女が機械化され悪と戦うお話。3人とも物凄くつらい過去を背負っている。悲しい。バトルよりもその凄まじい過去が見どころ。過激で残酷で暴力的な描写が多く、さらに独特な文体で、読み手を選ぶかもしれないがこれは名作だ。ハマる人はとことんハマるだろう。私も彼女たちの未来を見ていきたいと思う。2015/09/09
友和
18
三人の少女のアクションシーンに、とても過酷な過去のストーリー。それでも街を守る姿がカッコイい。2015/04/14
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