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出版社内容情報
十文字 青[ジュウモンジ アオ]
著・文・その他
BUNBUN[ブンブン]
イラスト
内容説明
エルデン浮上により古代九頭竜の呪いがとけ、地上に凶悪な悪魔と異界生物どもがあふれだし、ついに災厄の時代が幕を開ける。しかし絶望的な状況でも、人間たちは各地で悪魔たちに抵抗を続けるのだった。マリアもまた、不安と恐怖を抱えながらも、持ち前の能力を活かし、新たな仲間たちと日々を生き抜いていた。そんなある日、はぐれていたZOOメンバーの生存情報が!?地獄と化した世界へ踏み出すマリアを待ち受けるものとは!?―。
著者等紹介
十文字青[ジュウモンジアオ]
北海道生まれ。2003年『純潔ブルースプリング』で、第7回角川学園小説大賞特別賞を受賞。『薔薇のマリア1.夢追い女王は永遠に眠れ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
19
絶望的な状況からのスタート。悪魔や異界生物たちが跋扈する世界となってしまった中Zooを中心とした人物たちがそれぞれ異なる場所で戦い、強者たちに抗う。絶望から始まり少しずつ希望が見え始めまた落とす。十文字青鬼畜すぎるで! カタリを除きZOOの面々が集結したというのにトマトクンが余命いくばくの状態に。早くアジアンと再会してほしい。2014/05/08
ミヤ
16
数あるラノベの中で私が結末まで見届けようと唯一思っている「薔薇のマリア」最新巻。絶望的に思えた前巻の引きから、どうなることかと思ったけど大体のメンバーが無事で最後にはほぼ集結して安心。一方で新キャラは儚く使い棄てられ、ただただ痛みだけを遺していく。ジン・ウォッカー勿体ない良いキャラだったよ。せめて挿絵の一つも欲しかった。それでもマリアは痛みを抱えたまま生き続ける。そんな姿に勇気を貰っています。またまた次の巻が待ち遠しい!次巻ではもう少しアジアンが活躍してくれるといいな。2012/04/02
チョモ
8
18巻を読む前に再読。相変わらずバイオレンスな展開で。当初はエルデン内の喧々諤々の騒動が続くシリーズかと思ってたんだけど、前巻くらいから突然のスケールアップ(>_<) 魅せてくれます。ラノベと言えば勢いで読ませるのが定番。本書も例に漏れず、地獄から天国、天国から地獄への急降下! 一応、最期で(一人欠けてますが)一同合流出来たし、ちょっと希望も見えてきたかな。でも、ハッピーエンドを信じられないのが怖いトコロかも(;´д`) 世界観も広がった本作。次回も期待です。…異界生物だって食事するし、畑も作るよねえ。2013/08/10
はつね
6
とんでもない絶望の中で、強く生きるマリアとZOOの仲間たちが眩しかった。戦争映画のような、葛藤と汚濁と希望と絶望がずっしり感じられて、やっぱりこの作品が好きだと思いました。ファニーな陛下とカタリの存在が、ウザ明るくて良かったですね。次巻も楽しみ。2012/04/01
みっちー
6
☆3 「たとえ貴様が死んだとて、その命は友や女たち、子らのためにささげた犠牲だ! 安心して戦い、生きて死ね……!」(ジョーカー) 悪魔、異界生物であふれる世界。それでも人はまだ生きている。離れ、生死不明となっても、まだ希望は残っている。ZOOの皆、リーチェ、会いたいよ…アジアン……。悪魔に抗するレジスタンス活動しかできない人間達、それでも、群れて工夫して、仲間を探すために生きる。主要キャラの生死も場所もごちゃごちゃな災厄の時代が幕を開ける。2012/04/01