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内容説明
7月の暑い夜、近所のコンビニまで涼みに出かけたぼくは、坊主頭で裸足の奇妙な男に声をかけられた。「時間がないのです…ひとつだけ。水道の水を飲ないでください。薬が入っているんです…」話しているうちに、彼のからだは次第に透き通っていき、ついにはきらきら光る分子状のものへと崩壊し、消えた。この光景を目撃したのは4人。コンビニのバイト青年、高校生のカップル、そしてぼく。気になって水を飲むのをやめたそれぞれの前に、この東京に重なって存在するもうひとつの街が現れる…。「イース失われた王国」の作者が贈るサイバーSFファンタジー登場。