内容説明
輪廻の失われた世界で、残虐な幽鬼と必死に戦う「義人」の幽冥。最後の砦、贄人・繭の純粋さにふれ、命をかけて彼を守ろうとするが、神の復活を望む人々との間に衝突がうまれる。さらに、巧妙に仕掛けられた罠に仲間の義人たちがはめられていく。自分のなくした記憶こそが世界を護る鍵を握ると気づいた幽冥は―!?「―今度は、どうか私の手を放さないで」台湾から日本初上陸。四百年の時を越えた純愛ファンタジー。
著者等紹介
久遠[クオン]
8月17日生まれ。台北在住。大学院にて勉学中の院生。大学在学中に「華葬伝―Flower Requiem」で第1回台湾角川ライトノベル大賞・金賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rara
5
物語と雰囲気主体のお話なので、キャラ萌えや楽しさとは違いましたが、これはこれで堪能しました。中華圏発のラノベ初体験としては悪くなかったです。新人さんらしい勢いがよかった。粗はあってもその情熱で読み進められました。2011/01/05
ちはや
5
泣いてしまったわ。主人公の正体は上巻読んでてだいたいわかってたものの、そこにたどり着くまでにそんなねじれ、とも言うべきものがあったなんて!光と影、生と死。どちらが欠けても駄目だと思う。バランスは大事。しかし台湾と日本と、ラノベのあり方は違うのだろうけど、ここまでとは思わなかった(台湾ラノベがすべてこんな展開とは思わないけどね)。今回台湾ラノベを読んだけどあちらの方が読者の対象年齢が高めの気がするわ。2011/01/03
しろがね@中四国読メの会参加中
4
市立図書館2013/05/06
かなた
3
上巻で必死扱いて配置と世界観を覚えて、下巻はやっとこ本筋が動き出す、という内容でした。必要な長さではあったと思うけれど、場面の転換がうまくないのか何があったか流しがちで見失いがちなのは相変わらず。けれどどういう話なのかというネタバラシ部分はおもしろかった。終わり方も投げっぱなしで割と好み。欲を言うなら、せっかくなのだから本髄以前のエピソードをもうすこし確立してほしかった…印象が、こぼれおちるよ、ぱらぱらと…。我慢して、最後まで読む事をオススメする。上巻よりは読みやすいね。やっぱり、絵が好み。綺麗だ2012/04/11
雨蛙
3
世界観が凝っていてなかなかおもしろかった。耽美的で死人が多く出るような小説は個人的には好みではないけれど、本格中華なラノベは他にも読んでみたいと思った。2011/01/05
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