内容説明
戦国の記憶鮮やかなりし時代。お嫁入りの途中、時を遡ってしまった大名家の姫・あこは、元の時間に戻る方法を探し、許婚の直継と初めての遠出に。けれど元の時間に戻ることは、片想いの直継との別れを意味する。切なく甘い時間の中、佐和山には次期将軍・徳川秀忠の御成りという一大事が。しかも秀忠の希望で、あこは直継と結婚の儀をすることになり!?石田三成と、盟友・大谷吉継の罠も発動。戦国初恋絵巻第3弾。
著者等紹介
九月文[クツキアヤ]
10月11日生まれ。滋賀県出身、東京都民。第6回角川ビーンズ小説大賞にて「優秀賞」および「読者賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
伶夜
8
「……がんばっているで許されるのは子どもだけだ」(本文より)2018/02/11
シュウ
4
小一郎の覚悟が切ない。敵も罠を仕掛けてきて、危うい状況に追い込まれた。どうなる!?2015/12/02
ゆず湯
3
やっぱり九月さんの作品ではこの佐和山物語が一番好きだなぁ2018/08/12
もも
3
小一郎が切ない。あこの甘さにううんとなりながらも覚悟の重さに、再読ながら早く幸せになってほしい。にしても敵方もなかなか素敵だなあ。2014/04/25
歩月
3
2つの想いの間で揺れるあこ。直継を助けたい、こんな別れ方したくないという気持ちに打たれ、応援したいと思いました。そして、心の中をあこが占める割合が高くなってしまった直継。彼の「また借りにくる」発言はヤバいです!トキメキ過ぎて脳内で物議をかもしました(笑)あこのことで悩む姿は切なくて可愛いです。 小一郎が男前であることに今更ながら気付きました。あこのことを思う気持ちが、姿がかっこいいです! 三成さんのダメな子疑惑が浮上(笑)不覚にも可愛いと思ってしまいましたv役者が揃い、今回は激動の巻でしたね。次巻が楽しみ2010/07/23