内容説明
「私が軍服を着ているのは、戦うためだ」伝説のオルディアス艦長に憧れ海軍を目指すロディアは、男より強く女にもてるクールな麗人。海軍学校も首席で卒業にもかかわらず、転属願いを却下され続けていた。しかし金銀妖眼を持つレーン号の艦長・ランセに強さを見込まれ、憧れの海軍に配属される。実力主義で曲者揃いのレーン号は、マディス王国の切り札で―!?紺碧の海に気高く赤い薔薇が咲き乱れる、海軍出世物語。
著者等紹介
栗原ちひろ[クリハラチヒロ]
第3回角川ビーンズ小説大賞にて“優秀賞”受賞。2005年『オペラ・エテルニタ世界は永遠を歌う』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
45
「私が軍服を着ているのは戦うためだ」。軍服の麗人ロディアは容姿端麗頭脳明晰にも関わらず、転属願いを却下され続けていた。しかしランセ艦長に強さを見込まれ軍艦に配属されるが、乗組員は実力主義の曲者揃いで!?「レッド・アドミラル」シリーズ第1弾。予想以上にファンタジーかつ殴り合う海軍出世物語で楽しかったです!ロディアが強いので読んでてストレスフリーなのが良い。男装の麗人のロディアは、幼い頃から憧れていた海軍提督の影響で海軍学校へ通い主席で卒業。女というハンデを抱えつつも仕官します。実力もついているものの、 2017/08/21
秋製
26
これは少女向けです。マディス王国。士官候補生の試験を特例で受け、近衛隊に属するロディアは19歳、麗人。 彼女は海軍に転属を希望するも、いつも拒絶され続ける。へたな男より女性にモテる彼女は、ある貴族の男の逆恨みを受け命を狙われる。その窮地を救ったのは、ランセという青年だった。ランセは、海軍のレーン号の船長だった。最初はベルバラに似てるかと思ったけど、これはそれ程重くはない感じで、、面白く読めました。続きが楽しみです。2013/03/02
文庫フリーク@灯れ松明の火
15
身の置場に困るので、ティーンズ文庫の棚は常に目的買いの一撃離脱!ヒット・アンド・アウェイだ。蝶のように舞い蜂のように刺・・されたな、ロディアに(笑)言ってみたいぞ、こんなセリフ。よし、鏡に向かって訓練だ。『頼む。どうか私に、君の崇拝者のひとりでいさせてくれ』・・・自分をいぢめるのは、よそう。正視に耐えない(大苦笑)旧神?クトゥルーでは無いな、エジプトっぼい気が。異能戦士にサイボーグ007が浮かんでしまうのは年齢のなせるワザ(苦笑)イラストではルーナ・ノアが良いなぁ。まだ序章にしかすぎない印象。次の巻では2010/06/09
まりもん
10
ロディアが男前すぎる。2011/04/17
秋雨
8
なんだか痒いところに手が届かない感じのお話でした。設定は好みの真ん中なのに、要所要所で少女小説としてのポイントから逸れてしまってるというか。終盤のヒロインの窮地を救うのがランセじゃなかったことも残念…(海の真横って立地から、もっとお約束的な展開を期待してしまいました)取りあえず二巻でもっとロディアとランセの間に何か進展があるといいな~。2010/06/25