内容説明
怜悧な美貌を持つ極上の「宝石」・ショウ。英国屈指の大貴族の息子で“歓楽の都”レーンの専属医・レイ。ある日、レイのもとに、王宮から極秘の使者が現れた。待っていたのは、困惑した国王と、スペイン王子との婚約を前に妊娠した王女。そして二人の人物が父親だと名乗りでた!しかもその騒動の裏では、国家を揺るがす陰謀が渦巻いていて―!?情報を駆使してレイとショウが事件を暴く!19世紀英国・王宮ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅羽
5
この本が出るのを心待ちにしていたはずが新刊として購入し、長らく積読本にしたまま月日が流れてしまいました。絵師さんが変更されましたが、あまり違和感ないですね。プラトニックな想いで結ばれているレイとショウの仲も僅かに進展しました。王女様のスキャンダルの行方を追う過程も楽しかったです。2014/01/08
チカチカ
4
再読。この巻から絵師さんが変更。雪舟さんのファンなので哀しいですが大人の事情で発売が延期になっていたのはもっと悲しい。歓楽の都・レーンの金の城の住人・ショウと貴族出身の医師レイの関係は友情以上恋愛未満。ある日王宮からレイの元に極秘の使者が訪れる。スペイン王子と婚約直前の王女が妊娠し、父親だと名乗り出たのはふたりいるという。国家を揺るがすスキャンダルの発覚を防ぎ王女の秘密の恋の結末も導くべく動くレーンと、ショウとレイの関係にも変化がありそうで…。クリスティ王女の一途な少女の柔らかい心と潔さがかっこいいな♪2015/07/04
藻塩
1
3年ぶりの新刊。シリーズ再始動とあって喜んだもののそれから3年音沙汰なし…。なんでやねん!レイとショウの関係がちょっぴり進展しました。未だどっちつかずですが。ショウはレイに求められても平気なのかな?てっきりレイの性欲の無い愛情に安心していたのかと思ってたのだけど、2012/08/15
トレバー
0
今回は最初からショウとレイにどきどきしてしまいました(汗やっぱりこの二人の関係はイジイジするけど素敵ですね。物語本文はとっても切ないお話しでした。これまではわりとサスペンス色が強かったような印象でしたが、今回は恋愛が主体という感じ。レーンの宝石たちと一緒になってドキドキしたり切なくなったり…。このシリーズでいつも感じるのは、やはり女は強し!ってことですね。続編読みたいのですが、出ていないようで残念。今からでも遅くないので作家さん書いていただけないですかねぇ…。2016/09/06
punto
0
追記。2009/06/01