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内容説明
人並みはずれた度胸とタフさで、トップクラスの便利屋として君臨するトニー。だが謎の包帯剣士・ギルバの出現を機に、彼の日常は大きく歪んでいく。跳梁跋扈する闇の眷属たちと、息つく間もなく発生する不可解な事件。相棒との、そして愛する者たちの別れ。抗いようのない虚無と絶望の渦のなかで、トニーを追い詰めようとする者の目的とは!?ゲーム「Devil May Cry」へと繋がるストーリーが今、ここに幕を開ける。
著者等紹介
後池田真也[ゴイケダシンヤ]
1969年、熊本県生まれ。福岡大学法学部卒。’97年に角川学園小説大賞を受賞し、デビューする
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鑑真@本の虫
4
貰い物。 原作未プレイなので、設定矛盾に関してはよく分からないが、どうやらゲーム一作目の前日談のようだ。 デヒルメイクライといえば、悪魔討伐が主たる内容だが、今回は悪魔がまだ蔓延る前の物語。 便利屋時代のトニー(ダンテ)が、便利屋稼業をこなしながら、悪魔と関わっていく様は、なかなか面白い。 節々に散りばめられたダンテの人柄を感じさせるエピソードは、純粋に好みだった。 また、覚醒ものではなく、真の力を解放する形だったのも良かった。 ちょっとだけ原作に興味が出た。2014/04/14
割れたオカリナ
3
ホントに面白かった やっぱりダンテはかっこいいね これ読んでて改めてダンテに惚れたところもあれば少し悲しくなったところもあった デンバースの100回目の戦いのところのダンテの対応がかっこいいと思ったね あとはダンテ愛用のエボニー&アイボリーの誕生秘話のところが結構感動的で良かった しかし最後のバージルとの死闘は悲しいね 悪役を演じてでもダンテを成長させたいっていう兄の心が… 最後に余談的だが、Phrase4の最後がDMC3の前で、エピローグのところがDMCの無印の冒頭部分にあたるのかな2013/08/10
緑茶
3
ギルバとダンテがコンビを組んでいた時が大好きでした。 酒を一気飲みしてぶっ倒れたギルバが見れて良かったwww2010/02/06
tomite
2
ストロベリーパフェを、美味しそうに頬張るダンテに萌えぇぇ!そして、ギルバとの飲み比べシーンが素晴らしい! 同時にゲーム本編では、この二人が一緒に杯を交わすシーンは絶対に見ることが出来ないんだなぁって思い、ちょっとホロリとくる。便利屋時代のダンテ。復讐に燃えながらも頼れる仲間、母親代わりのガンスミス。破天荒でありながら、幸せな青春時代。それが奪われた時、彼は本当のデビルハンターになった。とても面白い物語でした。しっかりスタイリッシュしているのが良い!作者のゲームへの愛情を感じました。2015/02/02
黒嬢駕
2
ダンテの代表装備の1つと言っても言い過ぎじゃない、エボニー&アイボリーの誕生秘話や、何でも屋として店を構える前に何をしていたのかと言う事をメインとして物語が進んでゆく。ただしこの小説は発売日時が2002年、つまりDMC3よりも3年程前に当たるので、現在の設定に照らし合わせると時系列の明らかな矛盾が見られる。そう言う事柄が気に入らない人にはオススメは出来ないが、それを除けばまさにDMCの小説と言った風情である。戦闘描写も上手いし、小気味なジョークも健在、ファンなら手にとって読んでみても良い2013/06/27