内容説明
時は平安。安倍晴明の父が神祓衆と定めた、小野螢と昌浩の結婚。その約定を解消するため、昌浩は播磨の郷に行くことを決意する。白い髪に赤い双眸を持つ神祓衆の影を担う男、氷知の案内で郷へ向かうが、そこで明かされたのは、螢の凄絶な過去だった。一方都では人心を乱す黄泉からの風が吹き荒れ、呪詛が解けないまま、皇后定子の命の灯火が消えようとしていた―全ての事件が動き出す“篭目編”第四巻。
著者等紹介
結城光流[ユウキミツル]
2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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