角川ビーンズ文庫<br> 儚き運命をひるがえせ―少年陰陽師

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角川ビーンズ文庫
儚き運命をひるがえせ―少年陰陽師

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044416188
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

時は平安。羅刹という化け物に呑まれて行方不明になった中宮・章子。その身代わりとして、彰子が内裏に参内することになってしまう。愛する彰子を救うため、少年陰陽師・昌浩は相棒のもっくんと共に、中宮を探しだそうとするが…。一方、敵の天狐・凌寿と最後の戦いにのぞむ覚悟をした大陰陽師・晴明。彼と十二神将たちとの別れの時が迫っていた―。少年陰陽師“天狐編”ついに完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

梅みかん

11
凌壽は死ぬなら、九尾じゃなくて、晶霞の手にかかりたかったのか。 晴明と晶霞の話は叶わないと思っていた願いが叶ったけど、素直には喜べない。晶霞は本当に情が深い。 昌浩と彰子も色々あったけど、少し進展。 紅蓮が勾陣を勾と呼ぶ理由もわかった。2019/05/16

まりもん

10
凌壽との戦いにあの状態の晴明が行った時は本当に紅蓮頼むよという気持ちで読んだ。晶霞の登場で晴明の命が助かったのだが・・・複雑だ。晶霞が晴明の母で、あの晴明が母親に名を呼んでもらうことが夢だったという。その願いが叶ったが彼女は命を生命に託して死んでしまうのだから。 昌浩の方も章子と彰子のどちらを呪いから解放するかという選択を迫られた。そこで章子を選んだので彰子は阿部家のもとでまた暮らすことになるのだけど。本当に彼女でなければ駄目なんだよね、昌浩。2012/04/16

綾乃

9
羅刹に呑まれ行方不明になった中宮章子、身代わとして参内することになった彰子を救うため、都を駆け回る昌浩。一方晴明は天狐凌壽との最終対決に向かい、定まらぬ星宿の行方は?命の刻限が迫る晴明を救うことはできるのか?天狐編完結巻。 章子に彰子への想いを聞かれた昌浩の独白。名前を呼んで欲しいと、同じ願いを抱えていた親子の想いなど、涙なくしては読めない巻となっている。2020/04/20

nono

5
再読。天狐編ラスト。微かに読んだ記憶があるので安心して読むことが出来たが、この結末は何度読んでも胸に響く。晴明しかり、また章子姫も。そして昌浩と彰子姫のこれからも見守っていける幸せ。勾陳と紅蓮の関係性、これも凄い。慧斗、惚れ惚れします^^2015/11/22

5
天狐編お終い‼︎‼︎章子。。可哀想だなぁ。でも、きっと先に出会ったとしてもダメだったと思う。。彰子と形は同じても中は違うから。。。ジィ様も助かって良かった‼︎‼︎そして、まさか。。。その関係性!と思ったけどどこか少し救われた。悲しい終わりだとしても、最後の展開に落ち着けた。。2015/08/25

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