- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 角川スニーカー文庫
出版社内容情報
岩井 恭平[イワイ キョウヘイ]
著・文・その他
るろお[ルロオ]
イラスト
内容説明
“虫憑きが消える街”の調査を命じられた特環局員・緒方有夏月。だが潜入先の高校で、ビデオカメラを常に構えた少女・愛恋によって報道部へ強制入部させられてしまう。美術館のドッペルゲンガー、人喰い廃病院、天使が舞い降りる電波塔…愛恋に引きずられるまま、街を脅かす“魔王”の痕跡を取材するうち、有夏月は“かっこう”すら知らない世界の危機のただ中にいた!―それは電波的な彼女による、最高で最悪の大スクープ。
著者等紹介
岩井恭平[イワイキョウヘイ]
1979年生まれ。某大学理工学部卒業、茨城県水戸市在住。第6回角川学園小説大賞にて優秀賞を受賞し、『消閑の挑戦者パーフェクト・キング』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セツナ
6
有夏月君が二人の少女と出会い、紡がれていく物語。記録者である愛恋ちゃんと、魔王になる陽子さん。どちらも個性的で素敵でした。有夏月君の成長が見ていて楽しかったですね。大好きな鯱人も登場しましたし、個人的にはお腹一杯でした。特にクライマックスのシーンでの有夏月君の活躍はカッコよかったですね。今巻も、非常に良かったです。2012/03/26
ま!
4
再読。だけど後半の記憶がほとんどなかったので新鮮に読めた。愛恋のイメージは強くて、そういうジャーナリスト気取りの女子高生が居たのは覚えていたんだけどここまでいいキャラとは思わなかった。むしろ有夏月を食ってその情けなさをまざまざと見せつけられるとは…。中学生のときは有夏月をかっこいいキャラだと思っていたけど、いま見ると未熟でかわいらしくもある。そろそろ折り返しのムシウタ。bugも含めて楽しみたい。2025/03/03
弥七
3
戦う相手を見定める有夏月の話。またしてもサイドストーリー気味。この物語って普通の名前でてこないのが気になってたんだけど、とうとう来ました佐藤陽子。待望の普通の名前。ここまで平凡じゃなくていいから読める名前がイイナ。有夏月は割とどうでもいいんだけど、虫憑きの真実に迫る愛恋が健気で良かった。ぜひ再び登場して欲しい。あ、鯱人が微妙に成長してるみたいで、戌子も浮かばれた気がしたのは良かった。2012/10/23
ふうか
3
愛恋ぉぉぉぉ…。 欠落者になっちゃうとは…死ななかっただけでもめっけもんなのかな?いつか詩歌みたいに感情を取り戻してくれたらいいなぁ。 有夏月の心の変化が見どころ!2012/09/09
鑑真@本の虫
3
有夏月と、マッドインセレクター・陽子、記録者・愛恋が出会い、一つの物語が紡がれる。有夏月は、今回を通し、成長出来た。それが二人の"終わり"と繋がるとは残酷だ。愛恋が発信した数々の言葉達がどう影響するかも楽しみ。2012/06/02
-
- 和書
- 中原中也帝都慕情