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内容説明
親友の死後、一之黒亜梨子に取り憑いた銀色のモルフォチョウ。いったいなぜ?一之黒家に居候中の謎めいた少年・薬屋大助とともにその答えを探す亜梨子は、“虫憑き”を狩る国家機関“特環”本部への潜入に成功する。そこで被験体2587号と呼ばれる美しい虫憑きと出逢う亜梨子だが、2587号は最強最悪の虫憑き“かっこう”と死闘を演じる運命にあった―冷たい夢の牢獄で交錯する、それは最高で最悪のガール・ミーツ・ガール。
著者等紹介
岩井恭平[イワイキョウヘイ]
1979年生まれ。茨城県水戸市在住。第6回角川学園小説大賞にて優秀賞を受賞。『消閑の挑戦者パーフェクト・キング』でデビュー。某大学理工学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろりん
5
利菜のカリスマ性が凄すぎる。というか虫憑き達はみんな寂しいというか庇護を求めているから利菜に心酔するのかもしれない。ハルキヨとはこういう出会いをしたのだと驚き。そして亜梨子と摩理については相変わらず気になりますね。1巻読んだ時点でなんだかんだいって鬱展開にはならないだろうと思っていたのですが自信なくなってきた。この頃の大助はかなりつらいというかボロボロというか、これらのエピソードのあと本編01に繋がると思うと、あの時大助はどんな想いだったんだろうなと考えてしまう。2014/05/15
あわうみ
3
再読。大助と亜梨子、そして利菜が本当にいい味出てます。始まりの三匹についての謎が思った以上に出てきて考えなから読みました。2014/01/31
ちか
2
だんだん進んできたけど摩理についてはまだまだなぞですね。2013/12/09
えいとん
2
主人公の親友になれる可能性があった『アキ』との離別がめっちゃ悲しい。2013/10/27
しむ
2
「ニヤリ」が鼻についた巻でした。毎回新しいキャラの名前がはちゃめちゃで「なんだこれ」ってなるのが恒例になってます。大助は相変わらずもう一人の自分と戦っていました。なぜ戦わないといけないのか。探しても探しても答えの見つからない問題にぶつかる大助。自分が所属してる特環でさえ信用できない。心の支えは昔交わした約束だけ。そんな大助に立ちはだかる三匹目の謎、そしてハルキヨ。ワクワクする展開ばかりで面白かったです。2012/01/06