出版社内容情報
嘘だらけの夜、暴走する列車の中で起きた惨劇の謎を解け!!
謎の修道院〈ベルゼブブの頭蓋〉から辛くも脱出し、無事帰りの列車に乗り込んだ二人。しかしそこで待っていたのは、己の身分を偽る奇妙な乗客達と、新たな殺人事件だった…! 大ヒットミステリー、怒濤の第6巻。
内容説明
謎の修道院“ベルゼブブの頭蓋”を辛くも脱出し、豪華列車オールド・マスカレード号に乗り込んだヴィクトリカと一弥。そこで二人は“孤児”“公妃”“木こり”“死者”と己の身分を偽る奇怪な乗客達に出会う。そして、やっと手にした安息も束の間ブレーキ弁を壊された列車は暴走を始め、車中では毒殺事件が起き…!?誰もが疑惑の証言を呈する中、二人は真実を見抜き、無事に学園に帰ることが出来るのか!?極上ミステリー第6巻。
著者等紹介
桜庭一樹[サクラバカズキ]
2000年デビュー。03年スタートした「GOSICK」シリーズがヒット。07年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダージリン
19
ここまで来て、この世界を描写している文章にうっとりしました。(今頃!)今回は、ヴィクトリカがギデオンに一弥のことを語るシーンが好き。2011/11/28
miroku
15
ミステリーとしてはどうなのか…という問題はさておき、キャラクター小説としては面白くなってきた。2011/12/19
まりもん
10
修道院から学園に帰る為に乗った列車内での事件だったけど、謎解きよりもヴィクトリカと九城の会話がとっても楽しめた。 またグレヴィールのあの髪型に吸い込まれる九城を見て見飽きたからドリルは1つに戻して良いというヴィクトリカが微笑ましかった。2011/10/31
まろりん
9
とうとう武田日向先生のイラストはこの巻で終わりなのか…とても寂しい。ヴィクトリカにとっては過去が母親で未来が久城なんですね。やはり予言を気にしているようだけど、どうなるのだろうか。黒幕もあの人だっていうのは完全に確定なのですが、ここまでする動機ってこの先説明されるのだろうか。古き力ひいきなとこまではわかるんだけど。2014/08/23
有子
9
それだヴィクトリカ!私が言いたかったのは、つまりそういうこと。高潔な弱い正しさもあるんだよ。久城くん、そのまま変わらずにいて。ヴィクトリカはお母さんとお兄さんの言葉が引っかかってたのね。でもそろそろ、怪物から愛を知る人間になれる頃じゃないかな。久城くんのおかげでね。そして今回の真相、ほとんど新聞に載ってましたねww古き力と新しき力の共存を願って。2013/12/17