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出版社内容情報
大学内で連続する奇妙な殺人。己の影に怯える男。孤島を襲う大虐殺。美しき狂博士、奥入瀬が切り裂く謎のヴェールの向こうには……。第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞の新鋭による、精緻で残酷な本格ミステリー。
内容説明
偶然の事故か、それとも確率の犯罪か?―大学内で連続する奇妙な死。記憶を塗り替えられた蘇生屍、あるいは土人形。己の影に怯え続ける男。嵐の孤島を襲う大虐殺。死にたがりのドッペルゲンガー…。逆十字を愛する美しきマッド・サイエンティスト、奥入瀬竜哉が切り裂く謎のヴェールの向こうには、驚愕の、そして戦慄の真実が…。期待の超大型新人による、精緻で残酷な本格ミステリ。第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅんぢ
27
題名とあらすじに惹かれて買ったけど、正直あまり期待してなかった。読んだ結果、トリック、動機、キャラといろいろ弱いと思う。2018/09/09
アツシカ
10
ミステリの不完全性についてですかね?荒削りな部分 も多く、ゆえにのみ下す際につっかえることが多々あったのですが、しかしそうでなくてはならないのだろうと思いました。なんてったってデビュー作ですから。語り手が信じられない時、我々は作者を信じます。では作中作では?どこに基準を置くかはおそらく読者に委ねられていて、「書かれていないこと」をはたして信じていいのか?いや書かれてはいるんですけど、矛盾はないんですけど、「矛盾しない」ことは信じる根拠たり得るか?そんな風なことを考えました2019/01/03
コチ吉
3
タイトルを見ると竹本健治の世紀の奇作を意識したのか。途中さりげなく挿入される合作小説が、真相を予想させるものかとは思ったが、実はまだ先があったという構成。意欲作だが、粗削りで、いくつかの殺人事件が何だったのかよくわからない。デビュー作なのか17年も前に書かれたもの。寡聞にして以降の作品を知らない。 2018/05/31
かりさ
1
読了日2001/11/24
6月屋
1
悪い意味で後味の悪い作品。トリックと言うか真相にだいぶ無理がある。2013/09/30