角川文庫 角川スニーカー文庫 ミスマルカ興国物語〈３〉

林 トモアキ【著】

角川書店（2008/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 286p／高さ 15cm
• 商品コード 9784044266172
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

林　トモアキ［ハヤシ　トモアキ］
著・文・その他

ともぞ［トモゾ］
イラスト

内容説明

紋章を発見したというヴェロニカ同盟の領主のもとに向かったマヒロたち。ところが儚い系の美少女領主チカにデレデレしている間に、肝心の紋章は公爵のヴァリオによってキャラバンレースの賞品にされてしまう。しかも彼は同盟の支配を狙って、裏で帝国との密約を進めていたのだ！公爵の老獪な知略により後手に回ったマヒロは、レースの優勝で逆転を狙うが、そこに帝国の将軍たちが現れて！？混戦必至の過激バトルがいま始まる。

著者等紹介

林トモアキ［ハヤシトモアキ］
新潟県出身、昭和５４年９月１７日生まれ。新潟工科専門学校自動車工学科卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

１つ目の紋章を手に入れるために商業都市ヴェロニカへと舞台は移る。レース事態はこれといった見どころが無かったように思う。見所はレースよりも政治でしたね。分けわからん行動でルディをつぶすマヒロの予想できない行動はすごいの一言。それとセルヴェチカの本性は完全に騙されたので見事に騙されたといった感じ。キャラが増えてきたせいで誰が誰だかわからんくなってきたのがツライ所ですね。この先更に増えてくるんだろうなぁ。

2014/03/18

[晦夢]

1つ目の紋章を手に入れるため、ヴェロニカ同盟へ向かう。紋章はキャラバンレースの賞品になり優勝を狙う。マヒロは活躍したようなしてないような、ただバカな演技は減ってきた印象。それにしてもみんなキャラ濃いな。

2013/12/01

[柏葉]

絶好調のシリーズ第3巻。商業都市共同体のヴェロニカで聖魔杯をかけたレースに参加する。気の合う仲間でわいわいやる感じと策謀と気持ちのいい結末に、読んでいて楽しかった理由が分かった。殺し合いにまでは発展しない帝国側天魔将とミスマルカ側護衛のキャットファイト。強大な力を持つ者への挑戦、進歩。希望の見える未来へ歩んでいけるという希望だ。

2014/01/06

[餅屋]

天界クロニクル17冊目、表紙は雷将キャスティアとルディ外交官▲「聖魔杯」の紋章のひとつがあるヴェロニカに…持ち主に帝国のエージェントが接触！取引すら成立しており――⁉▼同時期の『マスラヲ』がクライマックスなので、こちらの前半スロースタートは微妙な感じ…だが、レースか始まるや否や爆走！面白さが尻上がりに♪キャスティアと紗耶香の暴れっぷりが痛快‼パリエルちゃんも魔人だったのねと再確認。エミットの語り「我が勇者…」中毒になりつつある♪期待の第一皇女の登場が少なく残念。まぁ、黒幕然として良かったです（2008年）

2025/03/31

[しゅんち]

大きな力を持つ聖魔杯を開放するための紋章を探す旅の第一弾。商業都市国家ラヴェロニカ同盟の領主であった父を殺され跡継ぎとなったチカのもとへ訪れたマシロ一行がいろいろと騒ぎを起こしながら紋章を獲得し、チカを助けようとする話。主人公マシロの不戦ぶりは徹底し、政治が絡みは黒く描かれ良い対比になっていると思う。次巻への振りも最後にちょっとだけ。

2013/03/15