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内容説明
機動戦闘艇パイロット&オペレーターだったハヤトとハインツの銀星勲章コンビ。そんな彼らがひょんな経緯で22億クレジの大金を手に入れた!それを元手に、帝国宙域を駆けめぐる運送屋、その名も「銀星運輸」を始めた2人。だが開業早々飛び込んだのは、一つの星を破滅から救うかわりに、いつ爆発するかわからないという危なすぎる荷物の依頼で!?あの人気作「でたまか」の世界観を継ぐ鷹見流☆オールドファッション・スペースオペラ。
著者等紹介
鷹見一幸[タカミカズユキ]
埼玉県北部に生産拠点をおく物語製造業者。2000年『時空のクロス・ロード ピクニックは終末に』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
6
大事の前の小事。そう言って多少の傷みとともに一部を切り離す。切り離した方はそれによってより大きなものを得られるかも知れないが、切り離された方は何も残らない。切り離される側に仕方のない理由があればそれでも良いが、そうでなくただ不幸にあってしまったという場合には出来る限りのことをしたくなるのが人の性である。2015/07/22
ナウ
1
■続発掘品■鷹見作品の怖いのは、こういうところ。ものすごく嫌なやつとか、あくどいやつとかじゃなくて、普段やっていることを普段通りにやる人間が、時と場合によって、どれだけマイナスになるかという。油断の怖さを書いたら、ピカイチである。ついでに主人公側も、ずば抜けて秀でた資質もあるけど、フォーカスされるのがそこじゃなくて、自身の最善であろうとする姿勢を丁寧に書いているので、共感できる部分は非常に多く、その分没入度がすごいのである■舞台はSFなのに、自分の日常で振り返って考え、感じ、そして共感できる作品。2015/06/20
Humbaba
1
大局的見地に立てば,多少の犠牲というのは目をつぶる方が得策である.切り捨てる側に立てば,そう考えることは全く不思議なことではない.しかし,切り捨てられる側にたったことのある人間には,そのような合理的判断の無常さが良く分かっている.2011/02/11
sasashin
0
『でたまか』からのみつあみ。やっぱり運び屋スペオペは良い。野尻抱介のクレギオンとか、笹本祐一の星パイとか熱くて大好きだ。これも面白かったのに、打ち切りとはもったいない。2015/04/27
ゴジラ 芹沢
0
奇跡の船と呼ばれることがあっても幸運の船と呼ばれることはない船、銀星号。輸送という大変地道な役回りを行う彼らが今後どんな活躍を見せるのやら。2014/09/25