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角川文庫
KIDS

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  • サイズ 文庫判/ページ数 164p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044253073
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「傷の深さも痛みも二人で半分」。子供の頃、父親に傷つけられたタケオは、ある日、寂れた町の片隅でアサトと出会う。やがて、タケオは、アサトが人の傷を自分の体に移すことができる特殊能力を持っていることに気づく。自分を痛めつけるかのように、自らに傷を移しつづけるアサト。それが彼の辛い過去への贖罪の行為だと知ったタケオは…。乙一のせつないファンタジー短編「傷‐KIZ/KIDS‐」原作による映画『KIDS』小説版。

著者等紹介

乙一[オツイチ]
1978年福岡県生まれ。96年、『夏と花火と私の死体』で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、デビュー。2003年、『GOTHリストカット事件』で、第3回本格ミステリ大賞受賞

相田冬二[アイダトウジ]
1965年7月14日生まれ。ライター。「Invitation」「ぴあ」「GALAC」「GOETHE」などの雑誌、日本映画の劇場用パンフレットを中心に執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りゅう☆

42
以前DVDで鑑賞済み。小池くんがいっぱい怪我をしてたような…?程度でほとんど内容覚えてなかったが、アサト=小池徹平、タケオ=玉木宏というキャスティングは読めば読むほどシックリくる。(先に脳内変換済だからかも?)アサトもタケオも心に深い傷を抱えてるからこそ、お互い初めての友達となっていく。アサトの特殊能力により体は傷つきながらも心は満たされていく感じ。タケオの日記、シホのブログ、幸助の語りなので軽く読みやすいからだろうか、あっさりした感情しか湧かなかった。原作ではどうより深く心情が描かれてるのか気になる。2014/12/19

尚太

17
やはり一度読んでいたが、結末を忘れていたので良かった。 たまには忘れることもいいものだと思った。 忘れたことで新鮮になるものもあるんだと感じた。 読み終わった感想ですが、友情ですね。 あとは、人が街に人に繋がっている。 鎖というものでしょうか。 それが分かりそうな分からなそうな本となってました。 読みやすい文体でした。 ありがとう、乙一さん。 いい言葉です、ありがとう。2014/10/17

roomy

17
ライブラリー本。乙一さん原作が映画化されてノベライズ本に。原作を読んでいないので何とも言えないけどこれはこれで好きだな。アサトのような力があれば人助けもするだろうけどここまでたどりつくにはどんな思いをしてきたのだろうけ想像はできない。強い精神力と痛みに強くないとできないことだな。タケオとアサトが一緒にいることですべてうまくいくんだろうね。こんな友情は素敵だな。個人的にシホはずるいと思った。自由になれたらすぐに町を離れてしまってさ。しかたないか。マスクしないで過ごせるんだもんね。乙一さんの原作が読みたい。2012/09/23

καйυγα

16
乙一氏の「傷」が映画化され、更にノベライズしたのが本作だ。なんてややこしいんだ。説明がめんどくさい、とりあえずノベライズだ。タケオの日誌、シホのブログ、幸助の告白で構成されたお話。ちょいと特殊な能力を持つアサトがキーマンだ。荒っぽいタケオに不思議系アサト、そこに内気なシホを混ぜ合わせることにより、バランスが良い感じに整うのだ。映画が見たくなった、かもしれない。ブログのコメントはアレだけど、チンピラの絡みは80年代のように思えた。想像以上にインパクトが欠けた作品だけど、ホッコリ和やか、すっきり読み終える2015/11/10

15
むむ、どっかで読んだことあると思ったら、うぎゃ~!読んだことあったわ(ToT)登場人物の年齢など若干の違いはあるものの、乙一「傷」を原作とした映画のノベライズだったのね(-o-;)うわぁ~なんか買って損した気分(笑)玉木宏がかっこいいから許す。2012/05/03

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