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出版社内容情報
三田 誠[サンダ マコト]
著・文・その他
pako[パコ]
イラスト
内容説明
審神者を貸して欲しい。魔法使い派遣会社「アストラル」に舞い込んだ依頼はある神社から。その神社では十年前、審神者の儀式に失敗し術者は未だ意識不明だという。そこで今度は「アストラル」の巫女、葛城みかんの力を借りにきたのだ。失敗すれば命の保証はない上に境内は「鳥居」に守られた絶対結界。穂波のケルト魔術も黒羽の念動力も一切通じない。会社と巫女の意地をかけ、みかんは危険な儀式へ向かう。異種魔術格闘戦第3弾。
著者等紹介
三田誠[サンダマコト]
兵庫県在住の物書き。グループSNE所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃え尽きタコ
23
時系列が前後してるせいで2巻で一皮剥けたイツキが1巻終盤形態に戻ってたのは不満だったものの、短編集全てがイツキの優しさを前面に押し出してて悪くはないってなった。 前巻で突然現れた黒羽さん、単体のキャラとしても良いんだけど、前回も含めて個人的に影崎との絡み好き。 今回はアストラルメンバー+アディリシアそれぞれのメイン短編が続いていたので、より様々なジャンルのオカルトがごちゃ混ぜになってる感じで良かった。2024/05/25
KEI
18
古本購入。短編集。時系列的には1巻と2巻の間。どんな事情があったかわからないが、これは2冊目に出すべき作品。いまだ社長としても、いつき個人としても向こう側に立てずに戸惑っている中、困った人を放っておけない、甘さとも言える彼の優しさや、恐怖に震えながらも一本筋の通った芯の強さが見れたのが印象的だった。 そんなことより、僕もアディリシアさんにネクタイ引っ張られながらあちこち連れまわされたい。多分これは病気だと思う。2010/11/28
彼方
15
1~2巻の間を描く短編集、明らかに2巻より先に読むべき…雑誌掲載の纏めなので仕方ないですが…。呪物回収や神降ろしの儀、肖像画の点検とアストラルの様々なお仕事や幽霊である黒羽の加入するお話など、色々と世界観やキャラクターを補強する内容。特に一人孤独だった黒羽と家庭のコンプレックスが垣間見えたみかんが印象的、アディリシアもいつきに会うためにわざわざ低ランクの仕事受けるとか公私混同可愛くて、良いポジションすぎるこの人…。複数のエピソードでいつきの未熟ながらも信念のある社長らしさが深まったり、中々重要な巻でした。2019/10/30
アカツ04号
13
再読。シリーズ3冊目。ある意味アストラルの日常を映す短編集。黒羽が入社する経緯もここに。本編では一度も書かれていないが、ちょこちょこと出てくるヘイゼル呪物課課長は一体いつ出てくるんだろう。みかんちゃんの今後の伏線なども少し。異様な臆病者にならざるを得なかったいつきの生い立ちが説明されたのは色々と納得。刊行を時系列順にできなかったのは惜しいと思うけど、当時は仕方なかったのかね。(2/1-3)【2022-4】2022/02/03
海星梨
8
KU。時系列の出版のがいいと思うけどなぁ。ザ・スニーカーの連載分がたまってなかったとかだろーか。こういう、レンタルマギカまさしくって短編がこのシリーズで一番読みたいテイストかも。猫陰陽師意外と凄いのに会社去ってないの正式な所属団体とどういう因縁が……猫飼うなと言われたとかかな?笑 みかんちゃんが背負っているものも垣間見えたり、続きが楽しみです。2021/09/24