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出版社内容情報
密使として真人類帝国への入国を果たしたエステルとアベルは、皇帝暗殺計画に巻き込まれる! 吸血鬼が支配する異境を舞台にアベルとエステルは、巨大な謀略を阻止できるのか──汝、目をそらすことなかれ!
内容説明
大災厄で文明が滅んだ遠未来。異種知性体・吸血鬼と人類の闘争が続く暗黒の時代―ミラノ公の密使として真人類帝国入りしたエステルとアベル。しかし、人類圏とかけ離れた異境文化に戸惑いを覚える間もなく、エステルは皇帝暗殺計画に巻き込まれてしまう!一方、単身、皇宮に潜入したアベルは、女帝ヴラディカとの面会を果たすが…。ノイエ・バロックオペラ『トリ・ブラ』R.O.M.第3弾。
著者等紹介
吉田直[ヨシダスナオ]
1969年生まれ。某大学院修士課程修了。1997年、第2回スニーカー大賞受賞作『ジェノサイド・エンジェル 叛逆の神々』(角川スニーカー文庫刊)でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
76
R.O.Mの第3弾。とうとう真人類帝国の女皇・セスちゃんの登場です。まぁ、カノンとアベルとくれば、次はセス(本当はセトだけど、女の子だからセスなのかな?)等くらい想像がつきます。しかし、吸血鬼の血を吸わないアベルくんは弱すぎです。少し残念。代わりにセスちゃんの“音の炎”は、カッコ良すぎ!!たぶん極長低音と超短波を組み合わせた武器で、志向性をもった電子レンジの凄いやつ!!ではないかと想像を逞しくするしだい。後はカノンの武器は何なのか?ナノ・マシン“クルースニク01”の100パーセントの威力は如何にですね!?2016/01/14
藤月はな(灯れ松明の火)
34
「友に頼られしは、我が名誉なり!」と言い切るアストさんは自分に誇りを持ついい人で素敵です。RAMの「ネヴァーランド」の子供達のことも知ってほっと息をつけます。対してある人に手玉に取られるバイバルスさん、・・・・頑張れ。ディートリッヒが調子に乗る上、外道すぎるのでそんな彼に一矢を報いた、我が子達を傷つけられたヴラディカの怒りの制裁に拍手したいです。真人類帝国の教えでは死後の魂はないというけどラドゥの哀れなる魂に安らかなる救済があらんことを。アベルも自分に架した十字架で自らを追い込みませんように。2013/04/03
ノリピー大尉
11
帝国に帰還したイオンを待ち受けていたのは謀略だった。強硬派が主導する皇帝暗殺計画の渦中に投げ込まれるアベルとエステル。「友に頼られるは我が名誉。巻き込まれたなどと思ったことは一度もない。」(274ページ) キエフ候のカッコ良さに鳥肌が! そして深まるアベルの正体と過去の謎。2016/06/25
みとん
8
お祖母さまが可愛すぎる!表紙のアウグスタ・ヴラディカも可愛いんだけど。外見・性格とも、お祖母さまが頭ひとつ抜けてる!原作をしばらく読んでいなかったので、シリーズ再読をしていたんだけど、ちょっと休憩しておりました。久々に読む前にマンガ版を読んでいたので、脳内イメージは九条さんのイラストでした。原作の内容をはっきり覚えていなかったので、あのラストのお祖母さまのハチャメチャさは九条さんの創作だと思ってたんですが、原作からあぁだったのですね。そういえば帝国の言葉って、何語なんだろう?吉田さんの創作じゃないよね?2016/05/04
いおむ
7
既読済みです。2016/06/05