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出版社内容情報
人類と吸血鬼。二つの種族が、相争う遠未来の世界を壮大なスケールで描き、話題騒然の『トリ・ブラ』。その最新作が、早くも登場だ!! THORES柴本のゴージャスなイラストも倍増!─ 汝、目をそらすことなかれ!!
内容説明
大災厄で文明が滅んだ遠未来。異種知性体・吸血鬼と人類の闘争が続く暗黒の時代―巡回神父アベルの新たな任務は、真人類帝国から逃亡中の重犯罪者を女吸血鬼アストのサポートをして追うことだった。だが、事件の背後には秘密結社ローゼンクロイツの謀略が!恐るべき陰謀を阻止するため、アベルは海の都を駆ける!大反響のノイエ・バロックオペラ『トリ・ブラ』R.A.M.(レイジ・アゲインスト・ザ・ムーンズ)バージョンついに登場!―汝、目をそらすことなかれ。
著者等紹介
吉田直[ヨシダスナオ]
1969年生まれ。某大学院修士課程修了。1997年、第2回スニーカー大賞受賞作『ジェノサイド・エンジェル 叛逆の神々』(角川スニーカー文庫刊)でデビュー。座右の銘は「人生七転八倒」
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
58
本編の『R・O・M』シリーズのスピン・オフに位置づけとなる本シリーズ『R・A・M』の第1弾。4編から構成され短編集だ。作者のあとがきにもあるように、『R・O・M』シリーズの数年前へと遡った時間軸の構成となっているらしい。本書で面白いのは、なんといっても、本書の題名にもなっている『FROM THE EMPIRE』で、ツアラ・メトセルート(真人類帝国)の長生種(メトセラ・いわゆる吸血鬼)アスラン子爵と人類の敵(コントラ・ムンディ)ローゼンクロイツ・ロルデン(薔薇十字団)のケンプファーが登場するところだ。2015/11/10
harass
47
KindleUnimited。初読作家。2005年のラノベ。現代技術は現存するが詳しい原理理論の知識が失われた未来、バチカンの率いる対吸血鬼特殊部隊の活躍。ヘルシングとの類似点うんぬんがあるが吸血鬼モノの宿命か。正直期待していなかったのだがなかなか。緩急の部分に時代を感じる。キャラの極端な濃さや種類やバトルなどは王道中の王道で、外連味あふれて、読書初心者だとドハマリしただろう。2024/12/17
藤月はな(灯れ松明の火)
31
(RAM、ROM、神学大全、及び漫画の内容にも触れています)作者が一年もの重厚な構想を編集者と共に立ててスニーカーで人気イラストレーターだった絵師、THORSE柴本さんがプロデビューを果たした記念すべき作品。当時、隔月刊のスニーカーでは「人気アンケート上位3位内に入らないと即、打ち切り」という作家の胃が痛くなると様な企画で成り立っていたみたいだ・・・・。当時、スニーカーを愛読してくれてトリブラに投票してくれた読者の皆様に改めて感謝を述べます。あなた方のおかげで素敵な小説を読めることができました。ありがとう2013/09/20
いおむ
11
読書メーターのおかげで読み忘れに気付きました(^_^;)安定安心の面白さ♪このシリーズがこれ以上読めないのは余りにも残念ですm(_ _)m2016/05/29
ゆき
9
表紙が詐欺みたいにかっこいいアベル君です。きっと詐欺ですね。4つの短編からなる当本ですが、ええ、いいです。アストさんはいいですよ。そしてユーグくん…なぜこう、魅力的かつ謎の多いキャラクターばっかりなのか。ソードダンサーの最後ですでに新キャラ登場が予告されてますし…ええ、楽しみです。にしてもですが、コントラムンディさんのケンプファーさんは、ほんとに一体なにもの??2016/05/30