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内容説明
天竺へと近づいてきた三蔵一行の前に濃密な闇をまとう鬼神たちが立ちふさがった。圧倒的な陰の気を放つその存在に、三蔵は気を呑みこまれ生気を失ってしまう!彼女が死の淵で見た鬼神の真意とは…。三蔵の錫杖が鳴り響き、悟空の如意棒が唸りをあげる!!より劇的に、より痛快に生まれ変わった中華冒険活劇「西遊記」完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ねね
6
面白かった!やっぱ三蔵(女)と孫悟空のカップリングは最強(^-^)人間臭い三蔵が凄くいいです。心理描写や戦いのシーンも丁寧に描かれていて、飽きずに最後まで一気に読めた。ジュブナイル小説はこうでなくては。大満足。ゲームするのが面倒臭くなって買ったノベライズだったのだけど、上下巻と知らず下巻だけ購入して、ショックで10年以上も放置してたという(笑)上巻もいつか手に入れたいなー2014/06/13
ray
1
深い知識と愛に裏打ちされた、あり得ない風景をまざまざと書き表す不思議で確かな表現。とにかく素晴らしい。敵も味方もキャラクター一人一人に血が通っていて、心を通わせることで変化してゆく様がいとおしい。そして個人的にやきもきしていた事がすっきりするラスト。読後感が最高です。長い旅路を実感できます。2012/11/14
夏児-kaji-
1
完結編。旅の道中でさまざまな出会いや経験をし、葛藤を乗り越えて成長していった三蔵と仲間達の様子がよくわかる。デーヴァやアスラなどの鬼神の過去や心中は読んでいて切なくなる。最後はどうなるのかと思ったが、鬼神達も救われ、三蔵も両親と再会出来てほっとした。それぞれ旅立っていく仲間達と同じように悟空とも離れてしまうことはなく、悟空から誘ってまた一緒に旅に出るところも良かった。2012/01/28
けんずき
0
やっぱり悟空がむっちゃ強いけど、そんな悟空を一対一で凌駕するアスラも強い。 2009/05/11
deltazulu
0
敵対している鬼神たちが、鬼神となった過去や、すべてを切り捨てなければ戦えないアスラの想いにはやりきれない思いになるけど、仲間と共に戦う一行の熱き思いが良かったです。最後お別れのところはちょっと寂しかったけど「ずっと一緒にいたいから」という言葉にじわり。2009/01/31