内容説明
自分の誕生日を覚えられない、ヘレン・ケラーが何をしたか知らない、フォアグラはカボチャからとれると思っている、などなど抱腹絶倒の逸話をもつ無知な男に惚れてしまった中村うさぎ。馬鹿な男ほど愛おしい…のか?!分かっちゃいるけど、恋する女のどうしようもなさはもう止められない!自らの恥ずかしさから逃げも隠れもせずに「私」の物語を紡ぎ続ける、覚悟の上の爆笑エッセイ。
目次
女はソレが我慢できない!
うさぎ、病院で大いに怒る!
真夜中のハンサム・ハンティング
歌舞伎町ホスト殺人事件、ついに勃発!?
四十ババア、負けず嫌いの血が騒ぐ
バカなホストに、ほだされて
さすがホスト!?悪知恵だけは一人前
人生は、結末の見えない物語
モテの秘訣は「すごいテク」伝説!?
ババアにはバカな男が癒しになるの!〔ほか〕
著者等紹介
中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年、福岡県生まれ。同志社大学卒業後、OL、コピーライターを経て、『ゴクドーくん漫遊記』(角川スニーカー文庫)で小説家デビュー。ファンタジー小説の分野で活躍する一方、自身の壮絶な浪費生活を綴るエッセイ「ショッピングの女王」シリーズ(文春文庫)で注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やまねっと
18
ホストに整形に相変わらず突っ走っているうさぎさんですが、暴言撒き散らしてますが、その中で結構冷静に自己分析されているので、これらの所業も本人が納得なら許せる、というか好きにやってくださいと言いたいです。 整形についても歯の矯正を持ち出してどこが悪いんだと居直る主張はふむふむと納得してしまった。 でもこの本も20年くらい前に書かれた本であるので、今どう思ってらっしゃるかは分かりませんが、今は病気をなさっていると噂では聞いているので、今後分かりませんが、何処かの誌面でうさぎ節を叫ばれているのでは。応援してます2024/11/18
PPP
5
★★★☆☆(H18.9.25発行)〝幸せ探し〟に奔走する中村うさぎ氏。世間なんかにどう見られようと!なんと言われようと!懸命に生きる姿は、孤高の人!?…。“中村うさぎ”や、“町田康”なんかのエッセイを読むと、彼等の〝死生観〟を想像し、なんだかすご〜く考えさせられるのです。(エッセイの内容は至って軽妙、且つ下らないのだが。実は下らなくないのかも…⁈ !などと)2017/12/17
ほしけも
5
エッセイというのは面白いものだなあ。 すごい体験をしてるから書けるのか、なんでもないことを 面白おかしく書ける才能があるのか。 最近強いオバサンという生物がすごく気になる。2013/05/23
妾狂い めいとく
4
悩んでいる人よ。努力をしてみたい人、努力について悩んでいる人。この本のダイエットコンテストの項をおすすめします。2014/09/17
myc0
4
最近、かなりの体調悪化で話題のうさぎ先生。実は、人生で一度きりのファンレターはうさぎ先生宛てだった。私の性格からすると、忌むべき性格であるような気がするけれど、どうも憎めない。整形、借金、ホスト通い…こんな女になりたくないけど、なんでこれらがいけないのこと?…と考えてみると、社会がモラルが禁止してるからなのね。私はそこを飛び越えられないけど、自己責任で進んじゃううさぎ先生は凄い。あぁエッセイの面白さをうまく伝えれれないのがもどかしい!「自分」て存在は掘り下げたら一番不可解で興味深い存在かも?と思える本。2013/09/29