内容説明
旅行に出れば恥をかき、金を借りては義理を欠く。そんな悪戦苦闘の日々を手当たり次第に書き殴る、中村うさぎの人生劇場。やると思えばどこまでやるさ、やる気がなくてもやっちゃうさ。浪費、前借り、下痢ピーピー、渡る世間は穴ボコだらけ。満身創痍の人生だけど、咲かしてみせるぜ、女の意地を。バカは死ななきゃ治らない？なら、一生バカで生きてやらぁ！中村うさぎ、四十二歳。開き直って、もんどりうって、今日も道なき道を暴走中。そこのけそこのけ、うさぎが通る。
目次
第１章 海外赤っ恥旅行
第２章 ああ、人生のケモノ道
第３章 シモネタ礼讃
第４章 ちょっと異端なファンタジー
第５章 １９９９年の中村うさぎ
爆笑同窓会！？対談・原田宗典×中村うさぎ
著者等紹介
中村うさぎ［ナカムラウサギ］
魚座生まれのＡＢ型。同志社大学英文科卒。『ゴクドーくん漫遊記』シリーズ（角川スニーカー文庫）で小説家デビュー。近年は、「ショッピングの女王」（週刊文春にて連載中）や「中村うさぎのびんぼう日記」（Ｃｈｏｕ Ｃｈｏｕにて連載中）等で、ブランド物大好き女王様エッセイストとしても著名。近著に『こんな私でよかったら―借金女王のビンボー日記ＩＩＩ』（角川書店）、『浪費バカ一代』（文芸春秋）など
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感想・レビュー
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吉田あや
59
本の出版当時、旅行にはまっていたうさぎさんは、パリにバリ、スペインと、いろんな国を旅してはお腹事情がつきまとう。巻末での原田宗典さんとの対談でも、お二人ともお腹が弱いということで盛り上がるトイレ話満載巻[笑]原田さんは昔、彼女と夏祭りに出かけ浴衣姿にむらむらするも、一方でトイレが気にかかる。性欲と排泄欲の渾然一体の様を経験したとか[笑]結局どちらの欲が勝ったのか。煩悩か!?本能か!?抜き差しならない身体の戦い。最早神々しい。人間万歳!2016/04/25
アイゴン
7
久しぶりに本を読んで声を出して笑ってしまいました！シモネタのオンパレードですが、最低で最高に笑える本。2011/02/09
やまねっと
5
久々の再読。今読んでも面白い。下ネタや失敗談などが捩れるほど面白く、鮮度が命のエッセイで中村うさぎが書く下ネタはネタが古くならない。 最近の中村うさぎは追いかけていないからわからないが、ショッピングの女王の頃の中村うさぎは笑えて痛快だった。 また、自虐的に大暴れして欲しいものだ。2021/11/11
ゆ
2
買い物女王になる前の中村うさぎエッセイ。最近の作品を読んだ後だからか、ひたすらに若さが伝わってくる。この人にも、旅行なんかして自分探しをしてた時代があったのか～っ。2011/03/29
まひろん
1
再読。読んで疲れるほどに大人になりました。2024/02/28
