- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 角川スニーカー文庫
出版社内容情報
カミーユに出会う以前のフォウはどういう生き方をしていたのか? ムラサメ研でいかにフォウは強化人間になったのか? Zガンダムファンの間で幻の作品として噂されていた遠藤明範氏のフォウの物語がいまここに!
内容説明
一年戦争時、ジオンの極東へのコロニー落としにより家族、さらに自分の記憶までも失った少女がいた。戦後、焦土の中をたったひとりで生き抜いてきた彼女は、あるきっかけでニュータイプ研究所のひとつ、ムラサメ研究所に引き取られる。被験者番号004・フォウと名付けられたその少女には、強化人間養成のための、過酷な訓練と運命が待ち受けていた…。カミーユと出会う以前のフォウの生き方を描いた伝説のストーリー、ここに復活。
著者等紹介
遠藤明範[エンドウアキノリ]
1959年、神奈川生まれ。「超力ロボ・ガラット」で脚本家デビュー。「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」のメインライターを務め、人気と実力を不動のものに
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
亮人
13
フォウ・ムラサメのムラサメ研究所での前日譚。『Ζ』で記憶を取り戻すことに固執していた理由に、こんなに悲しい企みが仕組まれていたとは驚き。ムラサメ博士(≒連邦軍≒ティターンズ)は悪辣だとは思っていたが、ここまで胸糞悪いとは。戦争とはかくも人を残酷にさせるのか。1stで登場したミハル・ラトキエの弟であるジル・ラトキエもストーリイに深くかかわってゆき、世界観に重層的な奥行きを与えている。宇宙世紀の後付け設定は嫌悪する人も多いが、自分的には大賛成。プロト・ゼロ(ゼロ・ムラサメ)についても誰か小説化してくれ!!2012/05/07
不羈
4
Zの哀しいイメージの象徴。 強化されていくシーンが少なかったな。言葉足らず。 ポケットの中の戦争も読んでみようかな?2012/05/29
dirk
3
仕方がない事かもしれないけど、浅い気がした。他人を拒絶していたフォウがジルやアマリと心を通わせていく過程をもっと描きこんで欲しかった。ただ後付けとはいえ、フォウはこの頃の宝石のような記憶を取り戻したくて悩み、カミーユにジルの面影を見ていたのしれない、なんて想像を膨らませる事が出来た。2012/09/24
あきとし
1
ふぉうの過去が明らかになる。これだけでも,一読の価値がある。 例のあの子もでていたり,あの研究者同士の関係も明らかになったりと,それなりにZでの関係性にも言及している。 うん,おもしろかった♪2014/08/27
kei
0
☆☆☆☆2016/06/24